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場所法の習得は難しい?できない?
場所法が難しい・できない・使えないという人もいます。「場所法」は最高峰の記憶術であるためか、難易度が高く、挫折する人も多いといいます。
場所法の習得は、万人向けではなく、一部のセンスのある人、素養のある人にしか通常は習得できないといわれています。
具体的にいえば、想像で立体的に空間をイメージして、そこに映像を描くことができる脳力(IQ)が優れていませんと、場所法レベルの記憶術を習得して使いこなすことは難しいとか。
場所法を使いこなすことができる人は「メンサ会員入会レベルのIQ130以上は必要」という説もあるくらいです。
場所法を使える人は少ない?
事実、現在でこそ記憶術の先生でいらっしゃる宮口公寿さんは、高校生のときに初めて記憶術講座を受けたようです。
そのときの話しによると、「昔、渡辺剛彰さんが主催する記憶術講座を受けたものの、受講生20数名のうち、場所法を使えるようになったのは、宮口さんを含めてたった2人だけだった」といいます。
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場所法は、それくらいマスターするのが難しいといわれています。
ちなみに渡辺剛彰(わたなべ-たかあき)さんという方は、昭和の時代の記憶術の大御所であり草分け的な存在です。
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その記憶術の大家であるワタナベさんが直々教える記憶術講座であっても、20名のうちたった2名、つまり10%の人しか習得することができないテクニックだったわけですね。
これは令和の時代の現在も同じです。「場所法の習得は難しい」と言われています。なので「吉野式記憶術」の吉野邦昭さんは「場所法は難しいので教えない」と言っているほどです。
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しかし、空間をイメージして、そこに映像を描くといったIQ(知能)は、トレーニングによって高めることができます。実際、これを取り入れている講座もあるくらいです。それが「宮地式脳トレ記憶術」ですね。
場所法ができない・難しい・使えない4つの原因
けれども場所法が「できない」「難しい」「使えない」「使いにくい」と感じる場合の理由は、もっと具体的な理由・原因があります。
またその理由・原因は、大きくわけて4つあります。それは、
- 場所法の使い方の基本がわかっていない
- 変換記憶術の使い方がわかっていない
- イメージする力が弱い
- 場所法を使う適性がない
になります。
実は、この4項目こそ、記憶術に必要なIQの正体です。
なお理由の中の「場所法を使う適性がない」というのがありますが、これはショッキングな理由に受け止められるかもしれません。けれども、これら4つの原因に対して解決方法があります。
ですのでご安心ください。
それでは以下、場所法が難しくてできない、使えないとうう方への原因分析と処方箋をご紹介します。
場所法の使い方の基本がわかっていない
場所法ができない・使えないと感じる場合で多いのが、そもそも「場所法の使い方の基本がわかっていない」というのがあります。
場所法の使い方の基本とは、イメージ型記憶術を使う基本のことですね。
これがよくわかっていないということです。つまり、記憶術の基礎力が弱いか不足しているということです。
そもそも場所法では、部屋の中にある諸々に対して、覚えるべきことをイメージで関連づけて覚えていきます。イメージで関連づけて覚えていくといのは、場所法のみならず記憶術の基本になります。
しかし、記憶術の基本である「イメージによる暗記」がうまくできていないと、場所法でもつまづいてしまいます。意外なんですが、そもそも記憶術の基本がしっかりと身についていない場合があります。
もしもあやふやだったり、曖昧であるならば、まず記憶術の基礎である「基礎結合法」を改めて勉強しなおす必要があります。基礎結合法は、こちらでくわしく説明しています。
で、ぶっちゃけた話しになりますが、「基礎結合法」ができるようになれば、場所法は使えるようになります。
イメージに変換して覚えるのが「基礎結合法」です。基礎結合法は記憶術の基本・基礎になります。基礎結合法ができるようになれば、「場所法ができない」なんてことはちょっとあり得ないと思います。
変換記憶術の使い方がわかっていない
「場所法が使いにくい」と感じる原因の次に挙げられるのが、「変換法・変換記憶術が上手にできなかったり、スムースにできない」という場合です。
基礎結合法はできる。覚えたいことの多くをイメージ化することができる場合でも、「自由」とか「憲法」「信念」といった抽象的な事柄(具体的な物事ではないもの)を、イメージにして覚えようとするときに、つまづいてしまう場合があります。
実は、ここもつまづいてしまう箇所になります。
実のところ、場所法では、抽象的なことや専門用語を覚えるときは、具体的な物事に変換する「変換記憶術」のテクニックを使います。
変換力【記憶術の基本】~文章・数字・専門用語・概念を覚える 変換法記憶術~変換・分解・置換・外連想の4つのテクニックからなる方法
「変換法」「変換法記憶術」ともいっていますが、具体的な物事に変換する作業ですね。
変換記憶術のテクニックは大丈夫でしょうか?
もし知らなかったり、あやふやであるならば、変換記憶術を改めて勉強しなおす必要があります。場所法で使用する「変換記憶術」は、抽象的なことや専門用語を、具体的な何かに置き換えるテクニックです。
たとえば、昭和初期の動乱期に内閣総理大臣だった「若槻禮次郎(わかつきれいじろう)」。
場所法で「若槻禮次郎」は覚えようとする場合は、具体的でわかりやすい物事に置き換えます。
たとえば「満月(若い月)」。
で、場所法で覚える場合は、「ベッドに満月(若い月)」が墜落してきた」といった具合にイメージングします。
意外と変換がうまくできてきなくて、場所法が使えない、難しい、できないという状況に陥っている方もいるように思います。もしも該当していれば、変換法・変換記憶術を復習しましょう。
イメージする力が弱い
あと「イメージする力が弱い」というのが原因で、場所法ができないと感じることがあります。
といいますか、イメージングが上手くできないと、イメージ型記憶術ができないということになりがちです。
なぜなら記憶術の多くはイメージを使うからですね。もしイメージする力が弱いと記憶術そのものを使うのが難しくなりがちです。
しかしながらイメージする力はトレーニングでアップすることができます。たとえば、このようなトレーニング方法もあります。
このトレーニングは、場所法ができるようになることに特化した練習方法でもあります。場所法が使えるようになるためには、脳内にイメージを描く力は必須になります。
イメージング能力が弱いと心当たりのある方は、ぜひ練習を重ねてイメージング能力をアップしてみましょう。
場所法を使う適性がない
最後になりますが、場所法が難しいと感じている原因に、そもそも「場所法を使う適性がない」というケースがあります。
これはちょっとショッキングに受け止められるかもしれませんが、実際のところ頭に映像を浮かべること・イメージを描くのが苦手・不得手・できにくいという方がいらっしゃいます。
そうした適性は、こちらでチェックすることができます。
で、このチェックに該当する方は、残念ながら場所法をはじめとしたイメージ型記憶術を使いこなすのは、ハードルが高くなります。
しかしながら上記でも紹介したイメージング・トレーニングを行うことで、できるようになることもあります。
誰でも場所法ができるようになる宮口式記憶術
あと、ステップアップするトレーニングによって、場所法を使えるようになる教材もあります。それが「宮口式記憶術」です。
開発者の宮口公寿さんは、場所法をうまく使えなかったといいます。しかし猛練習や工夫をしていく中で使えるようになったといいます。またそのノウハウを他の人に試したところ場所法を使うことができるようになったといいます。
それで、誰でも場所法を使うようにできる記憶術として「宮口式記憶術」を作り上げたといいます。
場所法が使えなくなっている「イメージ」への誤解
ちなみに、場所法が使えない理由は、実のところ上記にあげた4つ以外にも原因があります。
宮口公寿さんはそれを指摘し、解決する方法を指導しています。ただし、このことは著作権の関係もありますので、この記事では言及できません。
しかしながら宮口式記憶術では、「何故、場所法を使うことができないのか?」ということに対して、その原因と克服する方法を解き明かしています。またそれをマニュアル化(DVD、テキスト、音声CDの3点セット)しています。
たとえば「何故、イメージすることができないのか」ということに関しては、意外な盲点・見落としがあったりします。また「イメージ」といっても、実は「視覚」「ビジュアル」だけがイメージではなかったりします。
宮口式記憶術は、実際に私も使っていて、こちらでくわしくレビューもしています。ご興味があればお読みになってみてください。
なお21万円という非常に高額な記憶術講座になりますが、「宮地式脳トレ記憶術」なら、トレーニング不要&親切・丁寧な指導とサポートで、誰でも場所法が使えるようになります。ただし非常に高額です。
非イメージ型記憶術のおすすめ
あと、記憶術には「イメージを使わない記憶術」もあります。記憶術の中には、イメージを使わないか、ほとんど使わなくでも使用できる記憶術があります。
これを「非イメージ型記憶術」あるいは「左脳型記憶術」とも言っています。
場所法などのイメージ型記憶術を苦手とする方は、逆に「非イメージ型記憶術」が得意な人が多かったりします。
で、場所法ができないという方は、ぜひ「非イメージ型記憶術」にトライすることをおすすめします。
代表的な非イメージ型記憶術
ちなみにイメージを使わない「非イメージ型記憶術」の代表的なやり方は、
・語呂合わせ
・ユダヤ式記憶術
の2つになります。
語呂合わせは、ほとんどの人が知っているはずです。
しかし「ユダヤ式記憶術」は初めて聞く方が多くなるかもしれません。ユダヤ式記憶術では「生命の樹」という図式を使います。
新しいタイプの「生命の樹」記憶術
「生命の樹」というのは、テンプレートとなっている図式のことをいいます。で、このテンプレートに覚えたい知識を当てはめていきます。
当てはめていく際に、原因と結果・時系列・反対関係・均衡関係などの関係を持たせながら、覚えやすいように整理していきます。
で、この「生命の樹」を使って覚えると、忘れにくくなる、長期記憶が可能になります。といいますか思い出しやすくなります。
生命の樹を使った記憶術は「ユダヤ式記憶術」といいますが、語呂合わせなども取り入れて使っていきます。
で、この記憶術は、まさに「左脳的」。イメージを多用しません。「ユダヤ式記憶術」ではイメージを使うこともできますが、イメージを使わなくても使用できる点が際だった特徴になっています。
記憶術2500年の歴史においても画期的なんですね。「ユダヤ式記憶術」については、こちらでレビュー記事も書いています。
ユダヤ式は受験や資格試験の勉強に滅法強く、役に立つ記憶術です。場所法と並んでおすすめしています。
といいますか、場所法と併用し、組み合わせて使うと非常に強力な記憶術になります。ちなみに、その使い方は特典マニュアルとして当方がお付けしています。
「ユダヤ式記憶術」と「場所法」が使えるようになると、受験や資格試験では大変有利になります。イチオシの記憶術になります。