記憶術を使うコツ【まとめ】~場所法・記憶の宮殿・語呂合わせ

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記憶術を使う3つのコツとは?

記憶術を使うにあたって3つのコツがあります。秘訣(ひけつ)といってもいいでしょう。ただし記憶術によってコツや秘訣は違います。

もちろん記憶術全般に関する使い方のコツや秘訣もあります。その3つのコツは何かといえば、ズバリ

  1. イメージ力
  2. 五感をフル活用
  3. 復習

これら3つになります。
はい。

記憶術のコツ1:イメージ力

記憶術のほとんどはイメージを使っています。ですのでイメージ能力が乏しいと、多くの記憶術を使うことは難しくなってまいります。

記憶術ではイメージ力が大切なことは、当方のHPでも多くの記事で紹介しています。

記憶術は使えないのか?~記憶術への適性チェック

けれども「イメージ」といっても「ビジュアルを描く」ことに限りません。実は、イメージの仕方には「いろんなやり方」があります。

ただし、このことはさすがに公開するのははばかれますので、記事では書けません。が、ビジュアル(映像)を描くだけがイメージではないということなんですね。くわしいことは「宮口式記憶術」にあります。

宮口式記憶術【宮口公寿】のネタバレ~実際に購入しているのでわかるその凄さ

ちなみに「イメージ力」を使わない記憶術もあります。その代表的なのが「ユダヤ式記憶術」ですね。

ユダヤ式記憶術は全く新しい記憶術!~リアル購入者による徹底解説【レビュー・ネタバレ】ユダヤ式の理解を助ける特典付き!

記憶術では「イメージ能力」が大事です。しかし「イメージ」といっても、「ビジュアルを描く」だけではないということですね。またイメージを使わない記憶術もあるということになります。

この辺りは、ご自分の適性を踏まえて、自分に合った記憶術を選択して使うことが大事ですね。

あなたに合ったおすすめの記憶術~これならできる!

記憶術のコツ2:五感をフル活用

また記憶術を使ってイメージをする場合、五感をフル活用するのが知られざる秘訣になっています。

五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感ですね。

で、イメージとは、五感をフル動員してイメージすることをいっています。

実際、これら五感をフル活用した記憶術があることも事実。たとえば「吉永式記憶術」ですね。

吉永式記憶術とは?究極の記憶術「イメージ連結法」を教える資格試験にも強い記憶術

吉永式記憶術では、五感をフル活用した「イメージ連結法」を中心に据えています。

イメージ連結法記憶術~誰でもイメージで覚えられる究極の記憶法

記憶術のコツ3:復習

あと意外に思うかもしれませんが、記憶術で覚えたことであっても「復習」をするのが知られざるコツです。

記憶術で覚えると「長期記憶」になります。が、確実な長期記憶にするためには、記憶術で覚えたことを

・記憶術で覚えた直後
・1日後
・7日後

といった具合に復習をすると長期記憶になります。1年経っても忘れなくなります。記憶術を使うに当たっては、「復習」もまた大切になります。

ちなみに学習においては、復習は大変重要になります。こちらでは「大量記憶法」について詳しく解説していますが、いかに復習が大事なのかがおわかりいただけるかと思います。

大量記憶法のやり方はカンタン!宅建などの資格試験に役立つ!

代表的な5種類の記憶術のコツとは?

記憶術を使う際には3つのコツがあります。で、これらを踏まえて、それぞれの記憶術のコツについてご説明します。

ところで、各種の記憶術それぞれにコツがあることは、意外と見落とされています。

そこで代表的な記憶術を取り上げて、それぞれのコツをご紹介いたします。手前味噌ながら、この記事で書いてあることは、ほとんど言及されていません。いわば役立つレア情報になります。有料級レベルの情報ですね。

で、次の5つの記憶術は代表的な記憶術です。で、しかも記憶術の中でも重要なスキルです。なおかつ使用頻度も高い方法ですね。その5つの記憶術とは、

  • 場所法のコツ・・・ルートの決め方
  • 記憶の宮殿のコツ・・・記憶の宮殿の作り方
  • 語呂合わせのコツ・・・語呂の作り方
  • 変換記憶術のコツ・・・具体的な事物への置換の仕方
  • 結合法のコツ・・・映像の描き方

この5種類です。以下、これら5つの記憶術のコツをご説明します。

場所法のコツ

まず記憶術の王道であり最高峰である「場所法のコツ」になりますが、場所法では「記憶の宮殿を歩き回るルート(地図)をはっきりさせる」ということになります。

場所法では「記憶の宮殿」の作成も大事ですが(このことは別の項目で書きます)、意外と場所法で決めた記憶の宮殿の歩き方(ルート)が曖昧になっていることがあります。

歩き方(地図、ルート)をはっきりさせないでいると、場所法で覚えた物事が曖昧になってしまいます。

「どの記憶の宮殿と関連付けて覚えたっけなあ?」となってしまって、思い出すことができなくなります。

「記憶の宮殿の宮殿を歩き回るルート・地図をしっかりと決めて覚えておく」ことはとても大事なことだったりします。

で、これが場所法のコツになります。

歩き回り方(地図・ルート)の決め方

ちなみに「歩き回り方(地図・ルート)」の決め方は、

  • 複雑な順路にしない(シンプルにする)
  • 部屋の中にある細々としたモノを「記憶の宮殿」にしない(順路がわかりにくくなる)
  • 「記憶の宮殿」そのものをハッキリと覚えておく

ということが大事になってきます。
「記憶の宮殿もしっかりと覚えていられるモノにする」ということも関連してきますね。

場所法がうまく使えない理由に「シンプルなルートを作っていない」というのもあります。シンプルでわかりやすい「歩き方(地図・ルート)」作りは場所法を上手に使うコツになります。

記憶の宮殿のコツ

さて場所法と関係するのが「記憶の宮殿」ですが、ここではあえて別枠で取り上げてみました。

で、「記憶の宮殿のコツ」は、ズバリ「記憶の宮殿の作り方」になります。

意外と使い勝手の悪い「記憶の宮殿」を作ってしまうことがあります。では、使い勝手のよい記憶の宮殿とは何でしょうか?

使い勝手のよい記憶の宮殿の作り方

それが「記憶の宮殿の作り方」になるわけですが、使い勝手のよい記憶の宮殿は、

  • 記憶の宮殿を巡って歩くルートがはっきりしている
  • 大きなモノを「記憶の宮殿」に使う
  • 部屋の中にある小さな品物は「記憶の宮殿」に使わない
  • 「記憶の宮殿」に設定するモノ同士の距離を空ける
  • エリア・空間よりも具体的なモノを「記憶の宮殿」にするのがおすすめ

となります。
要するに「わかりやすい記憶の宮殿」を作るということになります。

なお「記憶の宮殿」の作り方に関しては、こちらでも解説していますので参考にしてみてください。
記憶の宮殿の作り方~5種類の方法を解説 場所法の「記憶の宮殿」が足りないときの増やし方 場所法「記憶の宮殿」使い回しテクニック 場所法はできない?難しい?使えない?~4つの原因分析と解決策

語呂合わせのコツ

次に「語呂合わせのコツ」になりますが、これは「語呂の作り方」になります。

「語呂合わせ」は、記憶術の中では軽んじられている傾向もあります。

華やかな「場所法」がスポットライトを浴びやすい印象も受けますが、「語呂合わせ」は使い方によっては「最強の記憶術」になります。

中でも「ユダヤ式記憶術」とタイアップして使うと、ものすごい威力を発揮します。

そういう知られざる力を秘めているのが「語呂合わせ」ですが、コツは「語呂の作り方」ですね。

語呂の作り方

語呂の作る際に大事なことは、

  • リズムのある語呂にする
  • 言いやすい語呂にする
  • 映像が思い浮かぶ語呂にする
  • 面白い語呂にする
  • 元の意味を連想させる語呂にする
  • 自分が知っている知識や情報と関連づける

この6項目になります。これらのうち一つでも条件を満たしていることが大切になります。

なお語呂の作り方に関しては、こちらで解説していますので、ご覧になってください。
語呂合わせ記憶術~誰もが使える暗記方法

変換記憶術のコツ

記憶術のテクニックに「変換記憶術」があります。これは基本的な記憶術のスキルになりますので、上手に使えないと、記憶術そのものがうまく使えなくなります。

この「変換記憶術のコツ」としては、大事なことは「具体的な事物への置換の仕方」がコツになります。

そもそも「変換記憶術」は、「変換力」という基本テクニックがベースにあります。

といいますか「変換力」こそ変換記憶術になります。変換記憶術は、変換力を細分化した記憶術のテクニックといえます。

ですので「変換力」を鍛えることが、記憶術を使いこなせるコツになります。つまり「具体的な事物への置換の仕方」がスムースにできるようになることですね。

大事な具体的な事物への変換力

記憶術において、具体的な事物への置換の仕方・変換の仕方は、とても大事になります。

なぜなら高校受験・大学受験、資格試験の勉強では、
・聞き慣れない人名
・専門用語
・抽象的な言葉や概念
が多く出てくるからです。

記憶術の事例で出てくる「リンゴ」「パン」といったわかりやすい事を、受験や資格試験では暗記しませんよね。もっと専門的です。たとえば

斉藤実、田中義一、石原完爾、皇朝十二銭、宇佐八幡宮、カール・マルテル、ディオクレティアヌス、春秋の五覇、フスタート、カロリング朝、行政代執行、アコーディオン理論、アソートメント、シンクライアントシステム、クラスタリングシステム

これらは一例ですが、このように聞き慣れない人名や専門用語、抽象的と思われる言葉ばかりで、記憶術の例題に出てくるようなシンプルな事例ではなく一筋縄にはいかないものばかりです。

変換記憶術の重要性

ところが、変換記憶術を使えば、こうしたわかりにくい言葉や概念を、いったん具体的な何かに置き換えて(変換して)、イメージしやすくします。

で、これが実践記憶術においては、大変重要になってきます。

といいますか、この変換力こそ、記憶術を使える・使えないを左右する知られざるコツでもあります。

意外と、この変換力の重要性を指摘している人は少なかったりします。

変換記憶術に習熟することこそ、記憶術の大きなコツになります。てか、これだけでも秘伝的なセミナーを開くことができるほどです。

結合法記憶術のコツ

最後に、これまた記憶術の基本である「結合法」ですね。リンク法ともいいますが。

この「結合法のコツ」「映像の描き方」になります。

そもそも「結合法」という記憶術は、
・基礎結合法
・連想結合法
といった記憶術の基本テクニックになります。

この記憶術の基礎テクニックは、「頭の中に映像を描いて覚える」という、まさに「映像の描き方」そのものになります。

映像の描き方

記憶術を使う際に「頭の中に映像を描く」場合、大事なポイントは、

  • 感情に響く映像(ショキング、エキサイティング、笑える、意外性など)
  • 聴覚に響くような映像(爆発音、破裂音、絶叫、美しい音、大音響など)
  • 感覚に響く映像(痛い、冷たい、くすぐったい、気持ちいい、エロいなど)

になります。
要するに、視覚、聴覚、身体感覚、味覚、臭覚といった「五感を刺激する映像を描く」ということになります。

記憶術のコツはNLPにも通じる

このコツはNLP(神経言語プログラミング)心理学にも通じます。NPでは、視覚、聴覚、身体感覚からの感覚に優位性があることを説き、その優位性の感覚を「VAKモデル」といっています。

またサブモダリティという概念を使って、視覚、聴覚、身体感覚、味覚、臭覚の五感から受けた情報によって、人はトラウマや強烈な記憶をキープすることを述べています。

記憶術で使うテクニックは、NLPの「VAKモデル」や「サブモダリティ」と通じるところがあって、人の記憶は感覚からの印象の強さに左右されます。

心理学でも説明できますが、記憶術の基礎テクニックである「結合法」では、五感からの刺激が強くなる「映像、音響、触覚」を利用して、長期記憶にします。

で、これが記憶術のコツにもなりますね。重要なコツであり、秘訣であり、ある意味秘伝になります。

記憶術を使う前に知っておきたい3つのポイント

以上、代表的な5つの記憶術における、それぞれのコツを解説しました。

ところで最初に書いたことと矛盾するかもしれませんが、記憶術そのものとしての秘訣といいますか、秘伝といいますか、シークレットにしておきたいポイントもあります。

このことは秘密情報にもなりますので最初に書かずにいましたが、実は記憶術を使う上での大切な要諦にもなっています。それは、

  • 記憶術への適性のチェック
  • イメージングの仕方
  • 記憶術の組み合わせ方

この3つです。
実のところ記憶術に使う際に、これら3つのポイントを理解しておきことは大切です。

「記憶術への適性のチェック」は意外と知られていません。けれども当サイトでは、このことをこちらの記事で公開しています。

「イメージングの仕方」は、これまた意外ときちんと知られていません。といいますか、まとまった情報として公開されているのは少ない印象を受けます。「イメージングの仕方」のコツも、当サイトでは公開しています。⇒こちら

「記憶術の組み合わせ」の仕方は、実はシークレット情報になります。これは、たとえば「ユダヤ式記憶術」との組み合わせテクニックになります。この使い方はユダヤ式を購入された方のみの特典としてお教えしています。

そのようになりますが、記憶術にはコツがあります。そのコツを知ることで、記憶術という「術」を巧みに使うことができるようになります。