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脳波を変えるバイノーラルビートとは?
バイノーラルビートをご存じでしょうか。
バイノーラルビートとは、両方の耳から聞こえる音の周波数が、微妙に異なっているときに生じる「ゆらぎ」「うなり」のことをいいます。
で、左右の周波数が微妙に異なる「ゆらぎ」「うなり」のある音楽を「バイノーラル音楽」「バイノーラル・ミュージック」といいます。
バイノーラルビートの音とは、たとえばこういうものをいいます。
【強力回復】【脳ストレス超解消】究極のバイノーラルビート・ヒーリング
左右に微妙な「ゆらぎ」を感じると思います。これが「うなり」です。
この「ゆらぎ」「うなり」は、音響の世界では「コーラス」「フランジャー」といったエフェクター(エフェクト効果)といわれています。実はお馴染みの「ステレオ感」も一つのバイノーラルビートになります。
バイノーラルビートは自然界にも存在しますし、現代の音楽でも知らず知らずに、非常に馴染み深いものになっています。
バイノーラルビートの種類と周波数一覧
バイノーラルビートは周波数によって効果が違ってきます。その一覧はこちらです。
- δ(デルタ)波(1Hz~3Hz)・・・熟睡
- θ(シータ)波(4Hz~7Hz)・・・記憶力アップ
- α(アルファ)波(8Hz~13Hz)・・・リラックス、集中力アップ
- β(ベータ)波(13Hz~30Hz)・・・覚醒時
- γ(ガンマ)波(20Hz~70Hz)・・・やや興奮状態
このようになっています。
θ波バイノーラルビートで記憶力を高める
たとえば、バイノーラルビートで記憶力をアップしたい場合は、θ(シータ)波がおすすめといわれています。
θ波は、4Hz~7Hzになります。
ですので、左右の耳で聞こえる音が「4Hz~7Hz」違うようにすれば、脳波はシータ波になります。
脳波は左右の耳の差異によって決まります。「4Hz~7Hz」の違いがある音を聞いていると、脳波はシータ波になります。
で、まどろみに似た状態になりつつも、記憶力が良い状態になります。
記憶力を高める「Brain Power 」
ちなみに、バイノーラルビートによる「記憶力を高めるCD」もあります。それが「Brain Power(ブレインパワー) 」。
このCDは、記憶力を高めるというコンセプトで、脳波をガンマ波(40Hz)に誘導するようにできています。
ガンマ波(γ波)は、やや興奮に近い脳波ですので、人によっては落ち着かなくなるかもしれませんね。
けれども、アメリカでの臨床試験では、95%以上の効果がみられるとか。ハーバード精神医学校とUCLAによる脳波音響技術により、脳の特殊な活動状態を促すことができたという報告もあるといいます。
α波バイノーラルビートで集中力を高める
またバイノーラルビートを使って集中力を高めたい場合は、左右の音の違いが「アルファー波」がよいといわれています。
α波は「8Hz~13Hz」ですね。
ですので、左右の音が「8Hz~13Hz」の違いが生じるようなバイノーラルビートを聞けば、脳波はα波になります。
つまり「集中力が高まる状態になる」ということですね。
またα波は、リラックス効果もありますので、一石二丁です。勉強するためには、アルファー波はおすすめですね。
集中力を高める「Focus CD 」
ちなみに、バイノーラルビートによる「集中力を高めるCD」もあります。それが「Focus CD(フォーカス CD) 」。
このCDは、集中力を高めるというコンセプトで、3つの脳波に誘導します。
- アルファ波優位に誘導・・・リラックス
- ベータ波優位に誘導・・・集中力、注意力アップ
- アルファ波とシータ波優位に誘導・・・創造性発揮、アイディア
アマゾンのレビューを見ていると、絶賛されていますね。さすがバイノーラルビート効果です。
バイノーラルビートの効果
このようにバイノーラルビートを使えば、人為的に記憶力、集中力をアップすることができます。
バイノーラルビートは、その「ゆらぎ」の音響効果によって、深いリラックス感や集中力を生み出します。勉強面における効果としては、
・集中力が高まる
・記憶力がよくなる
・勉強がはかどる
といった効果が期待できます。
バイノーラルビートで勉強がはかどる
で、勉強に適した生理的な状態、脳波の状態になった上で、さらに効率のよい勉強をするのがおすすめですね。効率のよい勉強の仕方といえば、このサイトでもご紹介している
- 計画術・・・適切な学習計画を立てる
- 勉強術・・・良い成績、結果、合格するための勉強の仕方
- 記憶術・・・知識を覚えるときに大変役立つ記憶のテクニック
この3つを軸にして行うことですね。
計画術と勉強術については、こちらでくわしく解説しています。
資格試験の学習計画表作成24のアドバイス~合否はスケジュール次第! 記憶術を大学受験の勉強に使うときはここに注意! 資格試験に記憶術が役立つ5つの理由
記憶術とバイノーラルビート
さらに記憶術を使うことで、資格試験や受験に最短で合格することもできるようになります。おすすめしている記憶術は、次の8種類です。※こちらより引用
- ユダヤ式記憶術・・・理解しながら論理・ロジックも覚えられる非常に変役立つ最新の記憶術。
- 場所法・・・「記憶の宮殿」を使った最強かつ王道の「知識暗記向き」記憶術。
- イメージ連結法・・・ほぼ全ての記憶術が使えるようになる基本&究極の記憶術。
- 語呂合わせ・・・語呂を使った誰もが知っている暗記術。手っ取り早く覚えるにはおすすめ。
- ストーリー法・・・物語を作って覚える記憶術。知識暗記向き記憶術の一つ。
- ペグ法・・・数字やデータ暗記に重宝するテクニック。
- 変換法・・・数字や図形、抽象的な用語を覚えやすいものに変換するテクニック。
- メモリーツリー記憶術・・・マインドマップを活用した暗記方法。知識の整理にも役に立つ。
中でも「ユダヤ式記憶術」と「場所法」は、学校での勉強、受験や資格試験には必須の記憶術といっても過言でないほどです。また「イメージ連結法」は、ユダヤ式や場所法の効果を高める基本かつ究極の記憶術になっています。
この3つを組み合わせて使えば、まさに「最強の記憶法」になります。この3つの記憶術に関しては、こちらでくわしいレビューもしています。よければぜひお読みになっていただければと思います。
⇒「ユダヤ式記憶術」の徹底解説&レビューはこちら
⇒「場所法記憶術(宮口式記憶術)」の徹底解説&レビューはこちら
⇒「イメージ連結法(吉永式記憶術)」の徹底解説&レビューはこちら
またほかの記憶術のくわしいことは、さらにこちらの記事をご覧ください。
場所法のやり方~誰でもできる4ステップ方法! 語呂合わせ記憶術~誰もが使える暗記方法 ストーリー法(物語法)記憶術の3つのやり方と使い方 ペグ法記憶術(かけくぎ法)~数字(電話番号・歴史年号)の暗記に強い 変換力【記憶術の基本】~文章・数字・専門用語・概念を覚える メモリーツリー記憶術~作り方・使い方を図解で説明
バイノーラルビートの作り方
ところでバイノーラルビートの作り方は簡単です。原理はシンプルです。
要するに、左右の音の周波数が1~11Hz異なるようにするだけです。わずかな周波数の違いが「うねり」を生じます。
そしてこの「うねり」が、脳波に影響を及ぼします。
おすすめのバイノーラルビート・アプリ
バイノーラルビートは、自分で作るよりもCDやYouTubeで聴くのが手っ取り早くなりますね。
が、今ではスマホのアプリでも作ったり、聴くことができます。
【Android】バイノーラルビート 脳波 学習音楽
アンドロイド用のバイノーラルビート・アプリには、いくつかあります。⇒Google Play
その中でも「バイノーラルビート 脳波 学習音楽」はおすすめです。
これは多機能なアプリです。
- デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波、ガンマ波といった全ての脳波を作ることが可能。
- BGMとしても使える。
- タイマー付き
このように機能が豊富である上、すべての脳波を作成できるのは魅力があります。
⇒Google Play「バイノーラルビート 脳波 学習音楽」
【iPhone】Binaural (β)
iPhone用のバイノーラルビート・アプリにも、いくつかあります。⇒App Store
中でも「Binaural (β)」は、良い睡眠が取れて、リラックスできるアプリとして人気があります。
バイノーラルビートは脳力を高める?
そもそも、バイノーラルビートなどの「音響」効果で、脳が良い状態になるのか?と言えば、答えは
YES.
これは本当です。
音や音響で脳波は変わります。またコントロールできます。
音によって脳波が影響を受けるケースは普段の生活にも多くあります。
一番分かりやすいのは「音楽」でしょう。
音楽によってリラックスできたり、ヤル気が出てきたりします。また深く感動したり。
音楽は、心を動かすだけでではありません。脳波にも影響を及ぼします。
音楽とは「音」です。
音響です。
この音や音響を使って脳波をコントロールすることは可能になります。
ですので「バイノーラルビート」という音響も、脳力を高める作用があるわけですね。
バイノーラルビートの歴史
バイノーラルビートは19世紀にドイツで発見されています。1839年に、ハインリッヒ・ヴィルヘルム・ダブ(Heinrich Wilhelm Dove)というドイツ人が発見しています。
発見といいますか、そもそも「バイノーラルビート」自体は元より自然界に存在している音の現象です。
要するに「ゆらぎ」「うなり」のことになります。耳の左右から聞こえる「うなり」を、バイノーラルビートといっているだけですね。
バイノーラルビートそのものは、別に珍しいものでもなかったりします。
バイノーラルビートによる治療の発見
バイノーラルビートが注目されるきっかけになったのは、パーキンソン病の治療に効果があったことになります。
パーキンソン病とは、体のふるえ、動作がゆっくりになる、筋肉がこわばるなどの症状を示す病気です。脳内の神経物質ドーパミンの働きが悪くなることで発症するといわれています。
ところが1973年に、アメリカの医師・ジェラルド・オスター(Gerald Oster)は、バイノーラルビートがパーキンソン病の治療に効果があることを発見します。
オスター博士は「音のうなり」をパーキンソン病の治療に取り入れることで、脳波が変わるのかどうかを実験。で、これが成功。
オスター博士は、バイノーラルビートが脳波に影響を与えていることを発見します。実は、このことが大きなきっかけとなって、バイノーラルビートが注目されるようになります。
パーキンソン病の治療に効果があることが判明したことで、バイノーラルビートという「両耳性のうなり」が「脳波を変化させる」現象も分かるようになります。
バイノーラルビートでセロトニンを分泌
またバイノーラルビートで、「三大幸福脳内物質」である「セロトニン」の分泌が高まることもわかっています。
セロトニンとは、
・身体的な心地よさ
・健康
・規則正しい生活
これらから得られる
・安心感
・よろこび
・深いリラックス
ですね。
ちなみに「三大幸福脳内物質」とは、
- セロトニン・・・身体的心地よさ快楽の幸福感/健康
- オキシトシン・・・人・動物とのふれ合いによる幸福感
- ドーパミン・・・人生での成功・お金・目標を達成による幸福感
このうち「セロトニン」は、バイノーラルビートで得られるということですね。
つまり「音とのふれ合い」の心地よさでも「セロトニン」は分泌されるということです。それを助ける一つが「バイノーラルビート」ということですね。
おすすめのバイノーラルビートCD「雨音~インサイトCD」
なおバイノーラルビートを使ったおすすめのCDがあります。それが雨音の「Insight CD(インサイト CD)」です。
雨音がバイノーラルビート加工されていて、このCDの雨音を聞いていると、脳波が次第にシータ波となって、深い睡眠状態のデルタ波に誘導されていきます。
なかなかスグレモノの雨音CDだったりします。
「Insight CD」は、それぞれ24分の長さを持つ3種類のバイノーラルビート音源から構成されています。それぞれの音源の特徴は、次の通りです。
- Journey・・・まず脳波をシータ波に誘導し、さらにデルタ波(深い瞑想状態)まで導く音源です。
- Exploration・・・さらに深いデルタ波へ誘導する音源です。熟睡と同じ状態になります。
- Insight・・・深い眠りのデルタ波状態から、目覚めの爽快感となるアルファ波へ誘導します。
熟睡ができて、集中力も上がると評判ですね。バイノーラルビート効果が利いているようです。
ただし人によっては合わない場合もあるようです。合わない人は、日常的に不活発で、落ち込みやすい人になります。
何故、こうした人が合わないかといえば、日常的に不活発で眠っている状態の人が、シータ波・デルタ波のバイノーラルビートを聴くと、ますます沈み込んでしまうからです。
惛沈(こんじん)という現象ですね。ヨガでいう「タマス(暗愚)」の状態です。
普段から不活発気味で、落ち込みやすい人の場合は、アルファー波、ベータ波、ガンマ波といった、活性を促す脳波のバイノーラルビートがおすすめになります。
バイノーラルビートは、百人百様ではなく、適したバイノーラルビートには個人差がありますね。自分に合っているバイノーラルビートの音源を使うのがおすすめですね。
音楽とバイノーラルビート
CDの話しが出ましたが、何度か書いていますが、現代の音楽の多くがバイノーラルビートを内包しています。
たとえば、コーラスやフランジャーといったディメンジョン系のエフェクターは、電気的にバイノーラルビートを発生させて、リスナーを心地よくさせます。
たとえばこちらの動画では、「フランジャー」というエフェクト装置を使ったギターサウンドを演奏しています。
聞けば納得で、「ああ、これね」とわかると思います。
またこちらのサウンドも典型的なフランジャーサウンドです。⇒こちら(音が出ます)
聞けばおわかりの通り、音が「ゆらいでいる」「うなっている」ことがわかると思います。で、気持ちいいんですね。
で、この気持ち良さこそ、バイノーラルビートによる快感だったりします。現在の音楽では、この手のサウンドは当たり前のように聴くことができます。
楽器にも、こうしたバイノーラルビートを利用した装置があるわけですね。バイノーラルビートは決して珍しいものでなく、今では日常的にもなっています。
ヘミシンクとバイノーラルビート
ヘミシンクも、バイノーラルビートを利用していますね。ヘミシンクは「ロバート・モンロー(Robert Monroe)」が考案しています。
ヘミシンクについては、こちらで解説しています。記憶力を高める効果もあるようです。
ただしロバート・モンローはスピリチュアルに利用しています。意図的に体外離脱を試みます。
なおロバート・モンローは、ヘミシンクを使って体外離脱ができるようになったのではなく、ある日、偶発的に出来るようになっています。
で、自身の体験を基にして、バイノーラルビートを使ったヘミシンクを思いついて、誰でもモンローと同じ体験ができるようにしたということになります。
まとめ
バイノーラルビートは自然界にもある上、現代では音楽でも当たり前のように触れています。けれども、意図的・人為的に、左右の音に差異を設けることで、脳波を特定の状態に導くことができます。
デルタ波、シータ波、アルファー波あたりは実際に使用することも多々出てくると思います。
またバイノーラルビートの効いた音楽を聴くと、空間の広がりを感じて心地よくもなります。この心地よいというのが、実は、脳波に変化をもたらしてる現象でもあります。
ですから、学習や勉強の際に「心地よく・リラックスしてできる」ということが大変重要にもなるわけですね。
楽しんだり遊び感覚で勉強すると、学習効果が良くなることは知られています。これは言い換えれば、快楽さを感じているわけですね。で、この状態こそ脳波がリラックスしたり適切な状態だったりします。
こうした快適で脳が良い状態を人為的に生み出すのが「バイノーラルビート」ということですね。
勉強に最適な状態になった上で、「効率的な勉強法」を行えば、効率のよい勉強ができるようになります。学校の成績向上、受験・資格試験の合格もしやすくなります。
上記でも紹介しましたが、ぜひ記憶術を併用することをおすすめいたします。