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司法書士試験の独学ならオートマ
司法書士の試験といえばTAC・早稲田セミナーの講師を務める山本浩司氏の「オートマシステム」はいいですね。「automa system」シリーズの著書でお馴染みです。独学にも適しています。
そもそも司法書士試験は、受験者が増加傾向です。令和6年は昨年よりも704名多い16,837名。相続登記の義務化、成年後見制度、空き家問題など不動産登記に関する需要増もあってか、司法書士が人気の資格になってきています。
司法書士試験に最適な「オートマシステム」は「オートマチック記憶法」とも銘打っていますが、その合理的かつ明快な論理性のある勉強方法は、ズバリ「記憶術」との相性がいいです。記憶術を使った勉強方法にもなり得ます。
山本浩司氏のオートマシステムとは?
ご承知の方も多いと思いますが、山本浩司氏は、自ら開発した「オートマシステム」で短期合格をしていますね。プロフィールを紹介しますと、
1960年生まれ。38歳の失業中時にたった6ヵ月の1800時間の学習で司法書士試験に一発合格。通常、司法書士試験は3年、3,000時間の学習が必要。が、山本氏は1日10時間の猛勉強を行い、わずか6ケ月の1,800時間で合格。
この通りですね。1年以内の短期合格のコツ・秘密こそが「オートマチックシステム」「automa system」「オートマ記憶法」と言われる独自の学習方法です。
で、「オートマシステム」とは、その要諦をまとめてみますと、
- 短期合格のための戦略学習対象を絞り込む
- 条文、最高裁の判例、明確な先例、学説問題(論理問題)、この4つのみ
- 他は捨てる
- 条文を文字通り理解するのではなく具体例なども理解するツーウェイ方式で理解する。
- 機械的な暗記はしないで理解することで自ずと覚えるやり方(オートマ記憶法、ウサギとカメ記憶法)
- 基礎をしっかり身につける(意味をよく理解する)
- 基礎は、細かいところまでも正確に覚える
- 基礎ができると、使いこなす力(応用力)が培われる
- 基礎ができると、自在に使う力(推理力)が培われる
- 必ず解ける基礎問題は必ず解く
- 即答できる問題は必ず正解すること
- 試験問題のうち60%解答できれれば合格できる。
- 5肢択一問題は、解答テクニックで正答できる
- 5肢択一問題では3肢の正誤が分かれば90%正解する可能性がある
- 基礎の習得と解答テクニックで70%以上の解答できる(つまり合格ラインに達する)
ということになろうかと思います。さらにまとめますと、
- 学習範囲を絞り込む
- 細かいところまで基礎をしっかりと身につける(ツーウェイ方式でしっかり理解)
- オートマ記憶法(ウサギとカメ記憶法)で覚える
- 解答テクニックを使う
ということになります。
司法書士試験への「合格」に割り切った現実的かつ合理的な戦略・戦術といえます。
山本浩司氏が発見した短期合格のコツ
もっとも山本浩司氏は、偏差値78の筑波大学附属駒場高等学校に進学し、その後1浪して東京大学法学部に受かっています。元々頭脳が優秀なんでしょうね。^^;が、その優秀な頭脳で大学受験の浪人中に「試験突破のコツ」を自分で発見しています。
一般的に「司法書士試験は、独創性を交えずに素直に理解して覚える人が合格する」とも言われています。ですので頭脳優秀というのは「記憶力」「構造を理解する能力」といったところでしょうね。
しかしながら優秀な頭脳をお持ちの山本氏だからこそ、司法書士試験の合格術も発見できたのかもしれません。
事実「オートマシステム」は、端的にいって「試験合格を至上命令とした勉強方法」です。実際、山本氏はこの学習方法を使って宅建・行政書士などの法律系資格試験も一発合格しています。
実績の観点からいっても「オートマ」は優れた勉強方法であることがわかります。
オートマシステムの内容
で、山本浩司氏のオートマシステムとは、
- 勉強法・・・オートマシステム
- 暗記の仕方・・・オートマチック記憶法
となっていることがわかります。試験に合格するための「計画の立て方」は含まれていませんが、勉強法と記憶法の2つが軸となっています。これがオートマの内容であり構造となっていることがわかります。
また「オートマ」は試験に一発合格し、なおかつ最短で合格するための合理的な戦略となっていることがわかります。
オートマ記憶法とは?
オートマ記憶法は「オートマシステム」に内包されている暗記の仕方になりますが、一言でいえば「機械的な暗記をしない」「理解をすることで自ずと覚えられる方法」ということですね。
山本氏は、オートマ記憶法のことを「ウサギとカメ記憶法」とも言われていますね。
「ウサギとカメ記憶法」は、ウサギとカメの物語になぞって、
- ウサギの定義
- カメの定義
をはっきりと定義しながら理解するやり方です。で、
- 両者のコントラストをはっきりさせる
- 両者の違いがわかるようにする
- 具体例を通してしっかりと理解する
抽象的な法律の文言を理解するだけでなく、このような理解の仕方をすることで覚えなくても覚えてしまうといいます。またこうした理解をすることを「ウサギとカメ状態にもっていく」ともいっています。
で、こうすることで法律の理解がしっかりとして、いたずらに暗記しなくても理解を通して覚えられるとしています。
ウサギとカメ記憶法による理解をすれば、
- 覚えようとしなくても覚えられる
- 忘れようとしなくても忘れない
といいます。
オートマ記憶法の問題
これがオートマ記憶法(ウサギとカメ記憶法)といいますね。
けれども前提として「強い集中力」が必要だと思います。
実際のところ理解だけで覚えられるとは言い難いように思います。集中力が強いなどの資質に依るところも大きいかと思います。
理解も忘れてしまうことがあります。「理解したこと」を細かいところまで覚えていられるのは、やはり「記憶力が良い」ことと「集中力が強い」からですね。「記憶力」と「集中力」。結局、ここに行き当たります。
いえいえオートマ記憶法は優れていますし、おすすめの勉強法だと思います。
けれども実際のところは、集中力が強く、1日10時間の勉強も全然平気という優秀な素質のある方向けのところがあるんじゃないのかなとも思います。で、素養のある方ですと、オートマ記憶法で充分なんだと思います。
が、実際は能力には個人差があって、人によっては理解だけで覚えてしまうことに困難を憶えることがあるということです。
そうした能力の違いを踏まえて、自分に合った適切な勉強法を考案することもまた大事だと思います。
実際のところオートマ記憶法でも「機械的記憶」もありますからね。
そこで司法書士試験の勉強の軸としては「オートマ記憶法」とするものの、補完するテクニックとして「記憶術」を使うやり方がおすすめだと思っています。
司法書士試験では【勉強方法・計画立案】も大事
司法書士試験では、「オートマシステム」と「記憶術」は役に立ちます。またオートマと記憶術とは相性が良いように思います。
「オートマシステム」は、いわば司法書士試験に最短合格するための「勉強法」「試験解答法」でもありますね。
で、驚くことに、山本浩司氏が説く「オートマシステム」勉強法とほぼ同じことを言っている人がいます。
それは当方もイチオシしている松平勝男氏です。松平氏の資格試験勉強法と山本氏が説く「オートマシステム」のコンセプトは大変よく似ています。これはビックリしました。
松平勝男氏は苦学の末に東京大学に入学します。が、その苦労を糧にした独自の勉強方法と学習計画の立て方を見いだします。その後、その勉強術・計画術を使って多くの難関資格試験に一発合格。
予備校の講師も務め、多くの生徒を難関大学へ合格させています。経歴もどことなく山本浩司氏に似ています。
で、松平氏は資格試験に短期合格するためには
- 記憶術を使った暗記
- 勉強の仕方
- 学習計画の立て方
の3つが重要であるとし、この3つを解説したマニュアルも作成しています。
で、松平氏による記憶術こそ「ユダヤ式記憶術」になります。法律系の暗記にはすこぶる役に立つ記憶術です。先ほどご紹介しました。
残りの「勉強方法」と「計画の立て方」については、こちらで詳しくレビューしています。ご興味のある方はお読みになってください。大学受験向けに書いてある記事もありますが、司法書士試験などの資格試験にも役立ちます。
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まとめ
司法書士試験には山本浩司氏の「オートマシステム」はおすすめです。オートマ記憶法も合理的です。
ただし、オートマに記憶術を加え、また「オートマシステム」の勉強法を補完し、さらには学習計画を適切に立てることで、いっそう良くなると思います。合格もしやすくなると思います。
司法書士試験では法理解が大切になりますが、論理的な理解を助けるための記憶術もあります。それが「ユダヤ式記憶術」です。
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ユダヤ式記憶術は、司法書士試験には最適な記憶術の一つになります。が、ユダヤ式を含めて、上記で紹介した9種類の記憶術は、司法書士試験に役に立ちます。