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簿記の暗記は記憶術がおすすめ
簿記がわからない、難しい、理解できない、覚えられないという方は少なくありません。
初めて簿記に触れると、理解し暗記すべき基本的な概念や仕組みもあります。
基本的な概念や仕組みの代表的なのは、
- 借方、貸方
- 資産、負債、純資産
- 費用、収益
- 貸借対照表
- 損益計算書
ですね。
これらは簿記特有の概念や仕組みです。
これら簿記の基本的な概念や仕組みは、記憶術で覚えてしまうのがおすすめです。
あるいは、学習の基本になりますが、覚えるためには、
- 声に出す(復唱)
- 何度も書く
ことも大切ですね。
基本的な学習の仕方に加えて
- 記憶術
を使うのは本当におすすめです。
この記事では、簿記では基本となりもっとも大切なフレームとなる事柄を、実際に記憶術を使って覚えるやり方をご紹介します。
なお、ここで紹介している記憶術は、「宮地式脳トレ記憶術」で教えている場所法が中心になります。
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簿記がわからない理由
ところで簿記を始めて「難しい」「わからない」「理解できない」「チンプンカンプン」となって、何故、行き詰まってしまうかといいますと、その多くは意外と、
「簿記の基本を覚えていない」
ということが原因になっていることが多かったりします。
先述の通りで、簿記の基本的な概念や仕組みをしっかりと理解して覚えていないと、その後に出てくる勘定科目、仕訳、試算表、精算表、財務諸表などがわからなくなってしまうことが多くなります。
簿記がわかるためには基本を覚えること
では簿記の基本とは何でしょうか?
それは簿記3級です。
ところが意外と簿記3級で学ぶことをしっかりと覚えていない場合があります。
簿記は、3級、2級、1級とレベルアップしていきますが、簿記3級は基本であり基礎になります。
特に簿記特有の
・借方、貸方
・資産、負債、純資産
・費用、収益
・貸借対照表
・損益計算書
は3級から登場する概念であり仕組みですが、これらの基本をしっかりと理解して覚える必要があります。
簿記を覚えるコツ
で、暗記する際に、
- 意味を理解して覚える
- 覚えにくいことは記憶術で覚える
- 忘れやすいことは記憶術で暗記する
というのがおすすめです。
というのも、簿記の基本を理解して暗記していないと、
- 仕訳(会計処理)をスピーディーにできなくなる
- 試算表、損益計算書、貸借対象法も素早く作成することができなくなる
- 仕訳、勘定科目の理解、試算表、清算表、損益計算書、貸借対照表、財務諸表がチンプンカンプンになってしまう
- 簿記2級以上の検定に合格できなくなる
このように簿記がわからなくなってしまい、苦手になってしまいます。
ですので簿記の基本は延髄反射レベルで即応できるまで覚えてしまう必要があります。
前置きが長くなりましたが、それではここから簿記の基本を記憶術で覚える方法をご説明いたします。
記憶術を使えば、「簿記が覚えられない」と悩んでいる方でも、確実に基本を覚えることができるようになります。
簿記の基礎知識
なお一応、簿記の基礎知識をご説明します。
複式簿記とは「お金の本質」を表している
簿記の正式名称は「複式簿記」ですね。
これは後述しますが、「借方(かりかた)・貸方(かしたか)」に分けて、取引関係を記録する帳簿の様式です。
で、複式簿記は
- お金が「貸借関係」「取引関係」という「お金の本質」をズバリ示している
- 取引を「原因」と「結果」の2つの面から記録する
- 取引を細かく記録することができる
といった非常に優れた帳簿システムですね。
貸借対照表の基本項目は?
また貸借対照表の基本項目は
- 資産・・・利益や価値を生む会社の財産、将来受け取ることができる債権
- 負債・・・会社が所有するマイナスの財産、借金(将来支払う債務)
- 資本・・・最終的に残る財産(資産-負債)
となっています。
損益計算書の基本項目は?
- 収益・・・事業活動で得た収入
- 費用・・・事業活動で払った経費
となっていますね。
以上が簿記の基礎知識です。
では、簿記の基礎知識を記憶術で覚えてみましょう。
「借方・貸方」の覚え方
まず「借方(かりかた)・貸方(かしかた)」ですね。
借方・貸方を曖昧に覚えている人は多い?
簿記を知っている人でも、実は意外と「借方・貸方」がうろ覚え、曖昧な方もいらっしゃいます。
「借方、えーっと、どっちだったけなー?」って具合に、曖昧になっている方もいます。
で、率直にいいますと、借方・貸方が曖昧になっているうちは、簿記はスピーディーに処理できません。仕訳も曖昧になりがちです。
はい。
「借方・貸方」が曖昧な人には、簿記を苦手とする人も多かったりします。
つまり簿記がわからない、難しいと感じているの多くは、超基本の「借方・貸方」が曖昧になっているということですね。
ですので、「借方・貸方」を確実に、しっかりと覚えておくことは非常に大事なことになります。
記憶術で借方・貸方を覚える
これも前置きは、これくらにしてまして^^;
で、「借方(かりかた)・貸方(かしかた)」の覚え方は、こちらです。
実はこれ、結構、有名ですよね。
知っている人は知っています。
- 借方(かりかた)・・・「り」は左を向いているので、左側が借方
- 貸方(かしかた)・・・「し」は右を向いているので、右側が借方
はい、これで半永久的に忘れることはないと思います(笑)。
借方・貸方は記号のようなもの
ちなみに「借方・貸方」は、一種の「記号」のようなものとして「機械的に覚えてしまう」「慣れてしまう」ことがおすすめです。
妙に意味から理解しますと、「借方かあ、うーん、借金ね」といった具合に、かえって混乱してしまいます。
歴史から理解する借方・貸方
もっとも「借方・貸方」は、簿記の歴史とも関係があると思っています。
もともと現在のように使われている計算書のプロトタイプは15世紀頃の大航海時代に遡ります。
最初は、今でいう「試算表」を使っていました。
つまり、貸借対照表と損益計算書がごちゃ混ぜになっていたものですね。
試算表は、どちらかとえいば貸借対照表的とも考えられます。
で、歴史的にみれば、貸借対照表が先に登場したとも言えます。
ですので「借方・貸方」は、元々、貸借対照表的な発想に基づいた表記と考えられます。
借方・貸方は英語で理解するとわかりやすい
ところで「借方・貸方」は、英語では
・借方・・・Debit(デビット)
・貸方・・・Credit(クレジット)
といいます。
これキャシュカードを想像すればわかりますよね。
- デビットカード・・・自分の銀行口座(資産)から支払うカード
- クレジットカード・・・カード会社からお金を借りて(負債)支払うカード
ということでして、
- 借方(Debit:デビット)・・・資産
- 貸方(Credit:クレジット)・・・負債
となります。
「借方・貸方」は日本語よりも英語の「Debit(デビット)・Credit(クレジット)」で理解したほうがわかりやすかったりします。
借方・貸方は機械的に暗記してしまう
「借方・貸方」は理解もさることながら、機械的に暗記してしまったほうが得策です。
実際の会計処理では、延髄反射的に処理するほうが効率的ですので、記憶術で覚えてしまうのがおすすめです。
「貸借対照表」の記憶術を使った覚え方
次は「貸借対照表」です。
「貸借対照表」はこうなっていますね。
で、この貸借対照表の基本的な仕組み(枠)は、記憶術を使って暗記してしまうのがおすすめです。
記憶術では代表的な方法である「場所法」を使って覚えてしまうのがいいですね。
記憶の宮殿の準備する
場所法では「記憶の宮殿」を使って覚えていきます。
ちなみに場所法のやり方は、こちらでくわしく説明していますので、ぜひお読みいただければと思います。
で、貸借対照表を覚える際に、仮に次の「記憶の宮殿」を使うとします。
で、このうち、
- キッチン
- 浴室
- 玄関
- トイレ
を記憶の宮殿に使います。
なおこの事例では、架空のマンションの部屋を「記憶の宮殿」に使っています。
実際にはご自分のお好きな部屋や道路沿いの建物を記憶の宮殿として使うようにします。
貸借対照表(資産・負債・純資産)を「記憶の宮殿」に配置する
で、「貸借対照表」と資産・負債・純資産を「記憶の宮殿」に配置します。
この図は、
- 玄関・・・貸借対照表(柴又帝釈天)は財産状態(札束)
- マンションの左側・・・資産(金持ち爺さん)
- マンションの右側・・・負債(貧乏夫妻)
- マンションの右側・・・純資産(すずめ:チュン資産)
ということを示しています。つまり「貸借対照表」の枠組み(フレーム)ですね。
貸借対照表を場所法で覚える
で、これを記憶術で覚えてしまいます。具体的には、このようにイメージ化して覚えます。
- 玄関・・・玄関に、東京にある柴又の帝釈天(貸借対照表)がデンと鎮座して、札束(財政状態)に囲まれている
- キッチン・・・キッチンで、金持ち爺さん(資産)がご満悦にくつろいでいる
- 浴室・・・お風呂場で、貧乏な夫妻(負債)が「お金がない」といって困っている
- トイレ・・・トイレに、スズメが「チュンチュン」と鳴いてお金(純資産)をついばんでいる
このように「貸借対照表」の意味と、その基本構成となる「資産」「負債」「純資産」の位置を覚えてしまいます。
イメージの仕方は、自分のやりやすいやり方、しやすいイメージでOKです。
で、このようにイメージをして、貸借対照表の仕組み(フレーム)を覚えていきます。
記憶術を使うと「覚えられない」ということがなくなる
イメージ化して覚えると、おそらく一回か数回で覚えられると思います。もう「覚えられない」と悩むことはなくなります。
もし「うまくできない」という方がいてもご安心を。何度かイメージ化すればできるようになります。
どうしてもできないという方は「宮地式脳トレ記憶術」を使えば覚えられるようになります。
で、これが記憶術を使った効果なんですね。スグに覚えられて、ずっと記憶に残るようになります。
しかしここで紹介した記憶術は、入門中の入門レベルです。記憶術には、もっと複雑で多くのことを覚えられるテクニックもあります。
こちらの「宮地式脳トレ記憶術」では最高レベルの記憶術が誰でも習得できるようになっています。記憶術の無料講座も配信していますので、ご興味のある方はぜひ見てみてください。
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「損益計算書」の記憶術を使った覚え方
次は「損益計算書」です。
「損益計算書」はこうなっていますね。
で、損益計算書の基本的な仕組み(枠)も、同様に記憶術の「場所法」を使って覚えてしまいます。
記憶の宮殿の準備する
損益計算書も「記憶の宮殿」を用意します。
貸借対照表で使ったマンションの間取りのうち、下半分を使います。
- 物入・押入
- リビング(LDK)
- 和室
こちらですね。
これらを記憶の宮殿に使います。
損益計算書(費用・収益)を「記憶の宮殿」に配置する
で、「損益計算書」と費用・収益を「記憶の宮殿」に配置します。
この図は、
- 物入・押入・・・損益計算書(計算機)は経営成績・儲け(大儲けした社長)
- マンションの左側・・・費用(お金に火がついて燃えている)
- マンションの右側・・・収益(お金に香水をシューっと吹きかけているリッチな女性)
ということを示しています。つまり「損益計算書」の枠組み(フレーム)です。
損益計算書を場所法で覚える
これも場所法(記憶術)で覚えてしまいます。たとえば、このようにイメージして覚えます。
- 物入・押入・・・押入に、計算機(損益計算書)を叩いて計算している大儲けした社長(企業の儲け・経営成績)が潜んでいる
- リビング(LDK)・・・リビングで、お金に火が付いてボーボーと燃えている(火用→費用)
- 和室・・・和室で、お金にシューっと香水を拭きかけているリッチな女性がニヤニヤしている(シュー&お金→収益)
このように「損益計算書」の意味と、その基本構成となる「費用」「収益」の位置を覚えてしまいます。
もっとも、このイメージの仕方は一例になります。実際は自分がやりやすいイメージにして、記憶の宮殿(部屋)に絡めていきます。
けれども、このように場所法で覚えてしまいますと、強烈な印象とともに覚えられるようになります。
けれども、「どうしてもうまくできない」という方は、宮地式脳トレ記憶術をご覧になってみてください。
「貸倒引当金」の覚え方
次に、簿記の初学者を悩ましがちな「貸倒引当金」についてです。
ちなみに「貸倒引当金」は「かしだおれひきあてきん」と読みますね。
貸倒引当金とは?
で、貸倒引当金には、
貸倒引当金 | 負債 | 売掛金・貸付金などで、まだ受け取っていない代金(金銭債権)に対して、将来の損失に備えてあらかじめ計上しておく特別な勘定科目。リスク管理を示す勘定科目。引当金を貸借対照表に計上することで、投資家がリスクを判断する際の目安になるからとも言われている。貸倒引当金が多いと投資家目線の措置とも言える。 |
貸倒引当金繰入 | 費用 | 決算において、貸倒引当金を計上・繰り入れる費用。見積もり費用。 |
貸倒引当金戻入 | 収益 | 前期において「貸倒引当金」の残高があれば、今期において「貸倒引当金戻入」の仕訳を行って「前期の貸倒引当金」を戻し入れる。前期において、貸倒引当金を過剰に計上した場合の調整処理。 |
貸倒損失 | 費用 | 回収不能となった代金(回収できなくなった債権、不良債権) |
というのがありますね。
このうち「負債」となるのは「貸倒引当金」だけです。あとの残りは全て「費用・収益」です。
ですので「貸倒引当金=負債」だけ覚えておけばいいですね。
ちなみに、「貸倒引当金繰入」「貸倒引当金戻入」「貸倒損失」は、事業活動の中で発生する費用・収益です。なので財産状態を表す「貸借対照表」に計上されないのは、当たり前といえば当たり前になります。
こうしたことを理解することは、簿記の初学者にとって大事なことになりますね。
貸倒引当金を絵コンテ法で覚える
それで、「貸倒引当金=負債」の覚え方は、「貸倒引当金・夫妻」です^^
これを「絵コンテ法」というシンプルなイメージ記憶術で覚えます。
仲むつまじいご夫婦(夫妻:負債)が、将来に備えて、宝クジで一等を引き当てて、お金を準備する(貸倒引当金)イメージです。
もう一発で覚えてしまうと思います。
引当金は負債
ちなみに「引当金」というのは、将来に備える「見積額」をいいます。ですので、
- 貸倒引当金・・・債権回収不能に備える準備金
- 修繕引当金・・・修繕用の準備金
- 賞与引当金・・・賞与のための準備金
ということで、事業活動の中で発生した引当金関連の費用・収益の総額が、貸借対照表の「負債」に計上されるということになります。
「引当金は負債(夫妻)」ということですね^^
「減価償却」の覚え方
減価償却も、簿記の初学者を混乱させる一つかもしれません。
ちなみに私は混乱しました(笑)
よくわかりませんでした。
そもそも、企業活動で必要な建物にしろ、機械設備、公用車、パソコンなどは、会計上「固定資産」となります。
固定資産の経年劣化分の費用化が減価償却費
が、これら固定資産は経年劣化していきますよね。時間の経過とともに、使用頻度も多くなりますので、劣化していきます。
で、この劣化した分を「減価償却費」として費用計上していくことができるわけですね。
減価償却費は損金扱い(節税)
減価償却費は、それぞれの固定資産によって計算方法は異なりますが、毎年、会計処理されて損金に算入されます。
ちなみに損金とは、企業が所有する資産が減少してしまう費用などをいいます。「減価償却費」は、まさに損金の代表格みたいなものですね。
で、損金は、ぶっちゃけた言い方をすれば、法人税を計算するときに損金を差し引くことができますので、節税になるってことなんですね。
ぶっちゃけた言い方をすれば、そういういことになります。
減価償却累計額とは?
で、毎年の減価償却費は、累計となりますので、それを「減価償却累計額」といいます。
決算において、貸借対照表を作成する際、「減価償却累計額」は負債に計上されます。
ここまでご説明すれば、おわかりかと思いますが、
- 減価償却費・・・費用(損益計算書)
- 減価償却累計額・・・負債(貸借対照表)
となります。
減価償却費を絵コンテ法で覚える
減価償却費に関しては、記憶術を使うまでもないかなと思いますが、強いて行えば「絵コンテ法」を使って、
焼却火(減価償却費)・・・焼却炉でメラメラと燃やされて、資産の価値が減っていく~
とできます。
記憶術を使えば簿記がわかる
以上のことは、実際にやってみると、ほぼ一回で覚えてしまうことができたと思います。
簿記の基本である「借方・貸方」、「資産・負債・純資産」「貸借対照表」、「費用・収益」「損益計算書」が体に染みこんで延髄反射で答えられるようになると、簿記への苦手意識はかなり軽減します。
記憶術なら、これら簿記の基本的な概念・仕組み・枠(フレーム)を完璧に覚えることができます。そうして、
- スピーディーな会計処理ができるようになる
- 簿記の苦手意識が無くなる
- 簿記が得意になる
- 簿記が楽しくなる
- お金のことがドンドンわかるようになる
といったメリットが感じられて、好循環になっていきます。簿記2級、1級への可能性も大きく開けていきますね。
記憶術は役に立つ
ちなみに、この記事で紹介した記憶術は、
- 場所法
- 絵コンテ法
という記憶術になります。
「場所法」は「世界最強の記憶術」「記憶術の王道」とも言われています。簿記への活用のほか、各種の資格試験や受験勉強にも活かすことができます。
「覚えることがたくさんある」資格試験や受験では、場所法は非常に役に立ちます。学習効率がまったく違ってきます。
記憶術は、資格試験や受験だけでなく、仕事や日常生活にも活かすことができます。
身につけていれば一生の財産、最高の自己資産になります。
場所法は、習得が困難とも言われていますが、難易度の高い場所法を「誰でも、年齢も関係なく、完璧に」習得できる方法もあります。
それが、何度か紹介している「宮地式脳トレ記憶術」です。
講師の宮地真一さんは、丁寧、わかりやすい、親切の三拍子がそろった教え上手な先生なんですね。
宮地式脳トレ記憶術がどういうものかは、こちらの無料動画でわかります。
またこちらの記事では、「宮地式脳トレ記憶術」をくわしくレビューしています。ご興味のある方はぜひお読みになってみてください。