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本の内容を覚えるなら記憶術がおすすめ
本を読んで、その内容(要点、ポイント)を覚える方法といえば、記憶術を使ったやり方がおすすめです。
というのも、記憶術を使うと、
- メモを取らなくても済む
- 立ち読みしても本の内容を覚えることができる
- 一度記憶術を習得すれば年齢に関係なく覚えることができる
- いつまでも忘れない(忘れにくい)長期記憶になる
- 記憶術で覚えたことを、スラスラと人にも言える
といったことが可能だからです。
初めてこれを見聞すると「うそでしょ?」と思うかもしれませんが、いえいえ本当のことになります。
この記事では、本の内容(要点)を実際に覚える具体例を示しながら、記憶術で覚えるやり方をご紹介します。
記憶術を使えば本の要点を覚えることは簡単
ところで私自身、記憶術を使うようになり、書店で立ち読みをして、本のポイントをその場で覚えたり、興味のあるお店を10店舗以上覚えたりして、大変重宝しています。
とくにグルメ雑誌などは、わざわざ購入することなく、気に入ったお店は立ち読みしながら覚えています。
記憶術が使えるようになって「助かるなー」と思うようになった一つが、「本の内容を覚えることができる」「本に書いてあるポイントを覚えることができる」ということなんですね。
しかも、その場で覚えてしまうことができます。
ですので記憶術を身につけること自体、本当におすすめなんですね。
本の内容の覚え方
では、実際に、記憶術を使った本の内容の覚え方をご説明します。しかし、そうはいっても文字通り「本の内容」を全部覚えるわけではありません。
実際、読書には2通りあって、
- 内容を理解するための読書・・・要点をつかむ
- 調べ物の論拠、引用先としての読書・・・一部を丁寧に読んで理解する
というのがあります。
記憶術を使って本の内容を覚えようとする場合、「1」になります。
つまり「要点」を覚えることですね。で、これが「本の内容を覚える」ことの実際になります。
本の要点を覚えるとは?
で、「本の要点を覚える」場合、ここでも2つの読み方があります。それは、
- 大事なポイントだけを覚える・・・要点や知りたいポイント(お店など)を覚える
- 目次を覚える・・・プロットや要約を覚える
という2つの読書の仕方です。
で、記憶術は、どちらにも対応することができます。
しかし実際のところ、目次の全てを覚えることは少なく、やはり「本に書いてある大事なポイント(要点)」を覚えることが多くなります。またこれが実用的になります。
記憶術による本の要点の覚え方
で、「本の内容を覚える」、つまり「本の要点を覚える」ための記憶術には、次の2つの方法があります。それは、
- 場所法(身体法、基礎結合法)
- ストーリー法(イメージ連結法、連想結合法)
この2つの記憶術です。で、この2つの記憶術がメインになります。
具体的なやり方は、以下、ご説明します。
場所法を使った本の要点の覚え方
まず「場所法」ですが、場所法とは、覚えたい物事を、イメージを使って「記憶の宮殿(部屋、建物、身体、指といった場所・部位)」に絡めて覚えてしまう記憶のテクニックです。
場所法のくわしいことは、こちらの記事をお読みになってみてください。
で、場所法を使った本の内容の覚え方は、実際のところ、
・身体法
・指法
といった「身体の部位」や「指」を使った「基礎結合法」のやり方と本質は同じになります。
そもそも、基礎結合をはじめ、これらの記憶術は、本質的には「場所法」になります。
場所法を使った具体的なやり方
で、場所法を使った「本の要点」の具体的なやり方をご紹介します。
ここでは名著であるピーター・ドラッカーの「マネジメント」の要点を覚えてみましょう。
著書「マネジメント」の要点をピックアップ
著書「マネジメント」の要点は、
1.目標を設定する能力
2.組織化する能力
3.コミュニケーション能力
4.評価測定能力
5.問題解決能力
これら5つになります。
で、これを「場所法(身体法)」を使って覚えます。
要点をイメージ化する
まず覚えたいことを「イメージ化」します。ドラッカーの「マネジメント」の5つのポイントを、たとえば次のようにイメージ化します。
- 目標を設定する能力・・・的(目標)
- 組織化する能力・・・入社式(組織)
- コミュニケーション能力・・・会話している姿(コミュニケーション)
- 評価測定能力・・・ヒョウを観測している姿(評価測定)
- 問題解決能力・・・問題だー!と叫んでいる人をなだめている様子(問題解決)
このようにイメージ化します。
要点を身体に絡めながらイメージで覚える
次に、イメージ化した「マネジメント」の5つのポイントを、「身体の部位」に配置していきます。このときイメージしながら覚えていきます。
- 「頭」に、「的(目標)」がグリグリと食い込んでいる。
- 「左肩」で、「入社式(組織)」がワイワイと行われていて、うるさくも重たい(左肩が重たい)
- 「右肩」で、「誰かが会話している(コミュニケーション)」
- 「胸」で、「ヒョウを観測している人(評価測定)」がいる
- 「お腹」で、「問題だー!と叫んでいる人をなだめている(問題解決)」
こんな感じですね。もしやり方が今ひとつわからない場合は、こちらの「基礎結合法」の記事を読んでみて下さい。
数回イメージで覚えれば、ほぼ確実に覚えるようになります。もし曖昧な場合は、時間をおいて復習します。
大事なことは、「場所法」の解説記事でも説明した通りで、「刺激的」「興奮」「驚き」「エキサイティング」「あり得ない」ようなイメージを思い描いて関連づけていくことなんですね。
これがとても大切です。
イメージのコツがわかる無料講座
ちなみに、このイメージの仕方のコツを教えているのが吉永賢一さんが考案した「吉永式記憶術」になります。
吉永式記憶術では、LINEを使った無料講座があって、ここでは、R・コヴィー著「7つの習慣」の要点を、記憶術で覚える様子を実際に見せています。
記憶術を使って本の内容をどうやって覚えるのか?といった実際の様子がわかります。ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。
ストーリー法を使った本の要点の覚え方
次に「ストーリー法」になりますが、ストーリー法とは、覚えたい物事を数珠つなぎにして覚えていくやり方になります。ストーリー法のやり方は、こちらの記事でくわしく説明しています。
で、ストーリー法とは、
・連想結合法
・イメージ連結法
といったやり方と、本質的には同じになります。
これらの記憶術は、覚えたい物事を、イメージでつなげていく記憶術です。
大変シンプルな記憶術とも言えますが、シンプルであるが故に、即行的に使うこともできて大変重宝する記憶術になります。
中でも、吉永賢一さんが考案した「イメージ連結法」は、ストーリー法を進化させた記憶術でもあって、より記憶に定着するようになっています。
イメージ連結法記憶術~誰でもイメージで覚えられる究極の記憶法
ストーリー法を使った具体的なやり方
で、ここで「ストーリー法(物語法)」を使った「本の要点」の具体的なやり方をご紹介します。
今度も名著になりますが、ディール・カーネギーの「人を動かす」。この要点を覚えてみましょう。
著書「人を動かす」の要点をピックアップ
著書「人を動かす」の要点は3つあります。「人を動かす3原則」といっていますね。それは、
1.批判も非難もせず、苦情も言わない
2.率直で、誠実な評価を与える
3.強い欲求を起こさせる
これら3つになります。
これら3つが「人を動かす」3原則としていますね。
で、これを「ストーリー法(物語法)」を使って覚えます。
要点をイメージ化する
まず覚えたいことを「イメージ化」します。
ディール・カーネギーの「人を動かす」の3つのポイントから、さらにキーワードを一つだけ取り出して、たとえば次のようにイメージ化します。
- 批判しない・・・黙っている人(批判しない)
- 誠実な評価・・・率直で誠実そうな真面目な人(誠実)
- 欲求を起こさせる・・・欲望でギラついている人(欲求)
このようにイメージ化します。
要点を物語にしながらイメージで覚える
次に、イメージ化した「人を動かす」の3つのポイントを、イメージを使った「物語」にしていきます。具体的には、
- 「黙っている人(批判しない)」に、「率直で誠実そうな真面目な人(誠実)」が突進して頭突きを喰らわしている
- その「率直で誠実そうな真面目な人(誠実)」に、「欲望でギラついている人(欲求)」が欲求不満になってイラつきながら背中をひっかいている
こんな感じですね^^
ビックリするようなイメージすることが、ここでもコツになります。
まとめ
このように記憶術を使って「本の内容を覚える」やり方をご紹介しました。
具体例を通しておわかりかと思いますが、「場所法」にしろ「ストーリー法」にしろ、記憶術では「イメージの仕方」が重要になります。
で、記事の途中でも紹介しましたが、現時点でもっとも上手に、なおかつ誰でも「イメージの仕方ができる」教え方をしているのが、吉永賢一さんなんですね。
吉永さんは、自分で考案した記憶術を使って、東京大学理科Ⅲ類(日本で最難関の大学学部)に合格しています。
吉永さんの記憶術は、極めて効果が期待できる上、実績もある記憶術になっています。吉永さんの記憶術に関しては、こちらでくわしくレビューもしています。
あと、これまた記事中で紹介しましたが、吉永式記憶術の無料講座では、R・コヴィー著「7つの習慣」の要点を、実際に記憶術を使って覚える様子をすべて見せています。
本の要点を記憶術で覚える実演をしています。実際の様子を見ること自体、滅多にないことですので、ぜひご覧になってみてください。
\記憶術で本の内容を覚えるやり方を実演/