記憶術で英単語を覚える方法~1万語を10日で暗記

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英単語を記憶術で覚える2つの方法

記憶術を使って英単語を覚えることができます。

記憶術で英単語を覚える場合は、大きく分けて次の2つの方法になります。

  • 接頭辞に分解して記憶術で覚える・・・チャンク化
  • 英単語そのものを記憶術で覚える・・・語呂合わせ、絵コンテ法

また記憶術を使ったの英単語暗記が有効なのは、

  • 覚えられない英単語
  • 覚えにくい英単語

といったケースです。で、このように使うのが効率的ですし実際的です。

なおこの覚え方は、日本の記憶術の始祖「渡辺剛彰」さんが「20人の生徒に10日で1万語の英単語を覚えさせた」という実績のある方法です(詳細は一番最後に書いてあります)。
ワタナベ式記憶術【渡辺剛彰】~実際に使ったレビュー・口コミ・やり方

この記事は「なかなか覚えられない・覚えにくい英単語」を暗記する方法として、記憶術を使ったやり方をご紹介します。

接頭辞・接尾辞に分解して覚える

まず「英単語を接頭辞・接尾辞に分解して記憶術で覚える」やり方です。

これは文字通りです。
その英単語が、接頭辞・接尾辞に分解できる場合に活用することができます。

◎チャンク化(分解)・・・接頭辞・接尾辞に分解

  • 接頭辞・接尾辞・・・人の名前に変換
  • 接頭辞・接尾辞・・・モノに変換

◎接頭辞・接尾辞+残り

として、残りの英単語パーツを「連想結合法」で覚えます。
連想結合法記憶術~イメージで結合する基本テクニック

◎ちなみにダジャレでは、

  • イメージ(人、モノ)
  • 漢字
  • 外来語

なをフル活用して日本語のダジャレにしてしまいます。

接頭辞・接尾辞チャンク化の事例

接頭辞・接尾辞に分解(チャンク化)して記憶術で覚えるやり方は、事例を通してみると、わかりやすくなります。

たとえば接頭辞ですが、
ad-・・・~その方へ(方向性を示す接頭辞)

ad

  • 接頭辞を人の名前に変換・・・アドラー(アドラー心理学の創始者)
  • 接頭辞をモノに変換・・・アドバルーン

と変換します。

接頭辞adを含む英単語の一例として
adjust・・・ad(その方向へ)+just(ちょうど)=整える

これを

  • 語呂合わせ
  • 絵コンテ法
  • ダジャレ

などを使って覚えます。
実際はこれらのテクニックが混在・併用することも多々あります。とにかく覚えてしまえばいいんですね^^;

で、「接頭語(adjust)+残りの部分(just)」を記憶術で覚えるには、

アドラーがジャスト(ちょうど)になるように整える

たとえば、このように覚えます。
これが記憶術を使った覚え方です。

この他にも、連想結合法を使ったやり方はできます。

英単語を語呂合わせ・ダジャレで覚える方法

記憶術を使って英単語を覚える方法に「英単語そのものを記憶術で覚えてしまう」やり方もあります。

これはチャンク化(分解)しません。

このやり方では、

  • 語呂合わせ
  • 絵コンテ法
  • ダジャレ

を使います。

つまり語呂合わせ(ダジャレ)を使った覚え方ということですね。誰しも行ったことがあると思います。

このやり方は昔からあります。書籍となっても出ています。

実は、英単語を語呂合わせを使った記憶術で覚えるやり方は、もっとも「有名なやり方」になります。

有名なところでは、次の2つがあります。

吉野邦昭「刷り単」

最近話題なのは記憶術講師の吉野邦昭さんによる「イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880」ですね。略して「刷り単」

「刷り単」は今一番人気があります。
「刷り単」は、吉野邦昭さんが提唱する「絵コンテ法」です。

絵コンテ法とは、その原理は「ダジャレ」になります。が、単なるダジャレではなく、記憶に残りやすいイメージをともない、心理学を交えた最新の記憶術で覚える英単語帳になります。

絵コンテ法は、記憶術が初めての人でも使うことができる「ハードルの低さ」があります。

吉野邦昭さんが主催している「吉野式記憶術」では、ゼロから手取り足取り教えてくれます。

青春出版「英単語連想記憶術」

また昭和の時代には、受験生の間では一世風靡し、今もなお使われ続けているロングセラーでもある、「英単語連想記憶術」(武藤たけ雄著/青春新書)があります。

「英単語連想記憶術」は、ダジャレを使って英単語を覚える古典的名著です。定番といってもいいですね。

この一冊で4000語が覚えられることになります。

初版が1979年(1998年にリニューアル)ですので、やや古い感じは否めません。古典的です。

同じ「ダジャレ系」であるならば、吉野邦昭さんの「刷り単」のほうがいいですね。書籍の作り、イラスト、覚えやすさ、洗練度合いが違います。

記憶術を使って英単語を覚える7つのコツ

このように記憶術を使って英単語を覚える方法には、

  • 接頭辞・接尾辞に分解して記憶術で覚える・・・チャンク化
  • 英単語そのものを記憶術で覚える・・・語呂合わせ、絵コンテ法

このような2つの方法があります。

またこの2つの方法のほかに、記憶術を使って英単語を覚える際の「7つのコツ」があります。以下、順を追ってご説明します。

覚えられない英単語は記憶術で覚える

そもそも記憶術で英単語を覚える前に、通常の暗記で覚えられる英単語は、声に出したり、紙に書いて覚えるのがおすすめです。

まずは王道の暗記です。普通に覚えられる英単語は普通に覚えてしまいます。

王道の暗記でも覚えることができない英単語を「記憶術で覚える」というのがセオリーです。

このことは記憶術を使った勉強法に共通する姿勢ですね。大事なことです。
記憶術を使った勉強法10のテクニックとやってはいけない4つの注意点

長期記憶にするコツ

で、記憶術を使って覚える場合、その記憶の定着を高め「長期記憶」にするコツあります。それは、

  • 声を出して覚える
  • 紙に書いて覚える
  • 4~5回繰り返す
  • 大雑把でいい(完璧に覚えようとしない、いい加減でもいいのでどんどん進めていく)

といったことです。
これらは通常の暗記でも大事なアドバイスです。

が、記憶術を使った場合でも同じです。効果テキメン。

といいますか、記憶術を使った暗記では、短時間で大量のことの暗記ができるようになります。

これらは一種の「裏技」になります。
裏技なんですが、やることは当たり前。
でも、その当たり前が、実は盲点になりやすかったりします。

しかし、これら4つを実行することでh、覚えた英単語の記憶は確実になり、長期記憶となって定着します。

言いたいことを英語化する

  • 自分が言いたいこと(伝えたいこと)
  • 自分のこと
  • 自分の身の回りのこと

から英語化していくのがコツです。
上記のことは、否応なしに相手に伝える必要が出てきます。つまり半強制的に英語を使う状況になるわけですね。効果テキメンです。

関連する言葉を英語化する

あと自分が知っている日本語と関連することを英語化するのがおすすめ。これを「関連付け」といいます。

たとえば「教科書」。
関連する言葉は、

・ノート
・シャープペン
・消しゴム
・机
・電気スタンド

ですよね。
このように何かに関連する言葉をどんどん英語化していきます。

マンガを英語化する

漫画本を英語化するのもおすすめです。

ドラゴンボールの英語版マンガもあります。

好きなマンガのセリフを英語化すると、英語の能力は楽しみながらアップしていきます。

語源から英語化する

語源から英単語を増やす方法もあります。

たとえばsimi(似ている)。
この言葉の語源からの派生語はかなりありますよね。

訳語は辞書に載っている意味よりも、自分のフィーリングにピッタリな訳語にするのがコツです。

英語を覚えやすい状況を作る

あと英語が身につきやすい状況というのがあります。それは

・英語を使わざるを得ない状況
・興味がわく
・楽しいと感じる

といった状況や気分になったときです。

こうしたときは英語の習得はしやすくなりますね。

記憶術を使えば1万語を10日で暗記ができる

記憶術を使えば、覚えにくい英単語も覚えることができるようになります。

通常の記憶と、記憶術を使った暗記を併用すれば、試験に出る英単語の8割は確実に覚えることができるといいます。

最初に書いた通りで、これは記憶術の創始者の一人であり「ワタナベ式記憶術」の渡辺剛彰さんが言っていたことです。

渡辺剛彰さんは、記憶術を使った方法を20人に試したところ、1万語を10日で暗記させることに成功したといっています。

ただし1万語をすべて記憶術で覚えたわけではありません。この記事でも書いている通りです。

「覚えにくい英単語・覚えられない英単語」を記憶術で覚えるというやり方を併用しての話しですね。また語源、接頭辞などから覚えるやり方も採用しています。
ワタナベ式記憶術【渡辺剛彰】~実際に使ったレビュー・口コミ・やり方

英単語帳の使い方

ここで「英単語1万語を10日で覚える方法」を整理してみましょう。

まず英単語帳を「3回」見ます。
このときに、

  • 1回目・・・知っている英単語にチェック
  • 2回目・・・2~3回で覚えられる単語にチェック
  • 3回目・・・覚えにくい英単語をチェック

というように行います。

で、「3回目」の「憶えにくい英単語」を次の方法で覚えます。

  1. 語源から覚える
  2. 接頭辞・接尾辞に分解して覚える
  3. 記憶術で覚える

まず「語源」や「接頭辞・接尾辞」に分解して覚えていくわけですね。くどいようですが、通常の暗記では覚えにくい場合が前提です。

しかし通常の暗記でも「語源」「接頭辞・接尾辞」からの記憶がおすすめですね。

つまり記憶術を使って英単語を片っ端から憶えるのではなく、「覚えにくい・覚えられない」英単語に絞って、なおかつ記憶術は最終手段とします。「闇雲に記憶術を使わない」ということですね。

まとめ

記憶術は手段でありツールです。それぞれの状況に応じた暗記の仕方があります。

英単語の場合は、すべて記憶術で暗記するのではなく、覚えにくい・覚えられない英単語のみを記憶術で覚えるようにします。これが大事ですね。で、コツになります。

記憶術で英単語を覚える方法は、いわば「裏技」です。

人はそのまま英単語を覚えることもできます。

覚えにくい英単語は、ぜひ記憶術を使って覚えるのがおすすめです。ぜひご活用ください。

なお英文や構文を記憶術で暗記したい場合は「ユダヤ式記憶術」が役に立つことがあります。

ユダヤ式記憶術は、論理関係や因果関係といったロジックのある物事の記憶に役立つ最先端の記憶術です。

こちらでくわしい解説とレビューをしています。ご興味のあります方はぜひお読みになってみてください。

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