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記憶術で日本史・世界史・歴史を覚える
記憶術で日本史・世界史といった歴史を覚えることは、実のところ記憶術がもっとも得意とする分野です。
といいますか「歴史にこそ記憶術を使わなくてどうするの?」といっていいくらいです。
で、日本史・世界史といった歴史を覚える場合は、
- 年号
- 通史(年表、歴史の流れ)
- 用語(政治・外交・経済・文化など具体的な歴史的出来事)
この3つを覚える必要があります。
年号、通史、用語
この3つは日本史・世界史の学習の際、欠かすことの出来ない暗記事項になります。
で、大事なことになりますが、これら3つは「記憶術を使い分けて覚えるようにする」ということなんですね。
で、歴史を覚える際には、8つの方法があります。
このこと自体、有料の講座の内容になりますが、ここでは特別に公開したいと思います。
歴史を覚える8つの記憶術
では、日本史や世界史を覚える際に使う記憶術は何かといえば、次の8種類の記憶術になります。それぞれ覚える事柄によって、どの記憶術を使えばよいのかといった適性があります。
年号の暗記 | 通史(歴史の流れ)の暗記 | 用語(具体的な歴史的出来事)の暗記 | |
語呂合わせ | ★★★★★ | ||
物語法 | ★★★★★ | ★★ | |
ペグ法 | ★★★ | ||
場所法(記憶の宮殿) | ★★★★ | ★★★(事実だけ覚える) | |
道法 | ★★★★★ | ★★★(事実だけ覚える) | |
イメージ変換法 | ★★★ | ★★★(補助的) | ★★★(補助的) |
イメージ連結法 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
ユダヤ式記憶術 | ★★★ | ★★★★★ |
ご覧の通りです。
- 語呂合わせ
- 物語法
- ペグ法
- 場所法(記憶の宮殿)
- 道法
- イメージ変換法
- イメージ連結法
- ユダヤ式記憶術
これら8つの記憶術を、覚える事柄に応じて使い分けていきます。以下、もう少し詳しくご説明します。
語呂合わせで日本史・歴史を覚える
記憶術の中でも「語呂合わせ」は「歴史の年号」を覚えるには最適です。
といいますか年号は語呂合わせで覚えるケースが多いですね。
ちなみに年号を覚える記憶術には「イメージ変換」のやり方もあります。
物語法で日本史・歴史を覚える
記憶術の「物語法(ストーリー法)」は「通史(歴史の流れ・年表)」を覚える際には最適です。
日本史や世界史には「流れ」があります。通史ですね。で、これを覚えるには物語法(ストーリー法)が合っています。
なお物語法(ストーリー法)は「連想結合法」が、その本質になりますね。基本的な記憶術のテクニックになります。
ペグ法で日本史・歴史を覚える
ペグ法も、日本史や世界史の「通史(流れ)」の暗記には役に立ちます。
ペグ法記憶術(かけくぎ法)~数字(電話番号・歴史年号)の暗記に強い
ただペグ法は、覚える際のフック(記憶の宮殿的なフック)が必要になります。で、実際問題として、歴史を覚える際にはフックが足りなくなることが多々ありますので、受験向けではありません。
学校の定期試験向きになると思います。使い勝手が限定的になりがちですね。
場所法(記憶の宮殿)で日本史・歴史を覚える
場所法は、日本史や世界史の暗記では結構重宝します。
通史(歴史の流れ・年表)と用語(歴史的な出来事)を覚える際には役に立ちます。
ただし通史(歴史の流れ)を覚える際には、「区切り」を明確にしませんと、どの記憶の宮殿からスタートするのかがわかりにくくなってしまうことがあります。
また政治・外交・経済・文化などの歴史的な出来事の「用語」を覚える際、出来事や事象、人名は覚えることができても、それらの用語が組み合わさった論理的な関係まで覚えることはできない場合があります。
これは場所法の欠点にもなりますが、場所法ではともすると「用語だけの暗記」になりがちな傾向はあります。
この場所法の問題を解決するのが、後述する「ユダヤ式記憶術」になります。⇒ユダヤ式記憶術
道法で日本史・歴史を覚える
道法は、場所法の問題を解決しています。実は「場所法」よりも優れた記憶術だったりします。
道法は、基本的に場所法と同じタイプの記憶術になります。で、道法では「通史(歴史の流れ・年表)」を覚える際には場所法よりも優れています。
道法そのものが直線的ですので「区切り」を設定しやすくなっています。ですので記憶の宮殿のスタート地点がわかりやすいメリットがあります。
しかも「道法」は、場所法よりも記憶の定着率が高かったりします。なので「試験勉強向け」の記憶術なんですね。実際、道法を資格試験や受験合格に特化した「宮口式記憶術」というやり方もあります。
⇒宮口式記憶術
しかし道法であっても、政治・外交・経済・文化など歴史的な出来事といった関係性を踏まえた暗記の場合は、場所法と同じで、時系列をきちんと暗記しにくい問題があります。
なので「ユダヤ式記憶術」と併用して使うのが実際的になるわけですね。
イメージ変換法で日本史・歴史を覚える
イメージ変換法(イメージ変換記憶術)は、補助的に使う記憶術ですが、日本史や世界史を記憶術で覚える際には「欠かせないテクニック」になります。
なぜ欠かせないかといえば、それはイメージ変換記憶術の特徴にもなりますが、抽象的なことや覚えにくいことをいったん具体的なことに変換するのが「イメージ変換記憶術」だからですね。
イメージ変換が上手にできてこそ、記憶術で歴史を覚えることができるようになります。
変換法記憶術~変換・分解・置換・外連想の4つのテクニックからなる方法
なおイメージ変換のマトリックステーブルをあらかじめ設定しておくと、歴史の年号の暗記に使うことができます。
イメージ連結法で日本史・歴史を覚える
「イメージ連結法」は、吉永式記憶術で教えている記憶術になります。
吉永式記憶術【YGC】を徹底解明!~やり方・ネタバレ・受講料・LINE登録などレビュー イメージ連結法記憶術~誰でもイメージで覚えられる究極の記憶法
イメージ連結法は、すべてのイメージ系記憶術を使う土台にもなり、記憶術の基本にもなる重要な記憶術です。
イメージ連結法を知っていれば、「歴史の年号」「通史」「用語」のすべてを、記憶術で覚えることが容易になります。つまり、記憶術を自在に使える基本スキルになるわけですね。
イメージ連結法を歴史の暗記に使えば、たとえば、
- 年号・・・イメージ変換法を併用して年号を覚える
- 通史・・・物語法やペグ法、鈴なり記憶術と併用して通史を覚える(場所法を使わずに記憶できる)。
- 用語・・・イメージ変換法や他の記憶術と併用して用語を覚える
- 他の記憶術の補強・・・ここにあげている記憶術すべての補強に使うことができる
このようなことが可能になります。一言でいえば「他の記憶術の補強」「スピーディーかつ長期記憶となる暗記」を可能にするということになります。
イメージ連結法は、すべての記憶術の基礎になる大切な記憶術です。ただし、講座を受講すようとすると高額になるのが玉に瑕です。自力でなんとか習得したい方は、こちらの記事を参考にするか、吉永賢一さんの著書を読むとよいかと思います。
イメージ連結法記憶術~誰でもイメージで覚えられる究極の記憶法
ユダヤ式記憶術で日本史・歴史を覚える
ユダヤ式記憶術は聞き慣れない記憶術かもしれませんが、実のところ場所法を並ぶ最強の記憶術です。近年になって開発された新しい記憶術です。
ユダヤ式は、政治・外交・経済・文化などの歴史的出来事の「用語」を覚える場合には、俄然、威力を発揮します。
場所法では対応しにくい「用語同士の論理関係」の暗記をもっとも得意とする記憶術です。ですので、述問題、論文にも抜群の対応ができます。
ユダヤ式記憶術は「試験向けの記憶術の決定版」といっていいほどの優れた記憶術です。
従来の記憶術のシステムとはまったく異なり、著作権で守られている秘匿情報になっていますので原理を公開することはできませんが、こちらの記事でレビューをしていますので、ご興味のある方はご覧になっていただければと思います。
ユダヤ式記憶術を徹底解説【レビュー・ネタバレ】~実際に購入したから言えること
記憶術で歴史を暗記するコツ
このように日本史や世界史を記憶術で覚える場合、複数の記憶術を使っていきます。これがコツであり秘訣になります。
で、具体的に歴史を覚える場合は、どのようなやり方をするかといえば、まず必要な参考書を用意します。それは、
- 年号・・・語呂合わせやイメージ変換式による年号暗記用の参考書
- 通史・・・日本史・世界史の通史(歴史の流れ・年表)がわかる参考書
- 用語・・・政治・外交・経済・文化などの具体的な歴史的出来事を解説している参考書
これら3つの目的にかなう3種類の参考書を用意します。で、それぞれの参考書を元にして覚えていきます。
で、記憶術と相性がよさそうな参考書は次になります。
歴史の年号の暗記向け参考書
歴史の年号を覚えるのに役立つ参考書は「元祖 日本史の年代暗記法/ 田中暁龍」になります。
また「エロ語呂日本史年号/江口五郎」もいいですね。
世界史の年号も「エロ語呂世界史年号/江口五郎」があります。
エロはインパクトがあって強く記憶に残ります^^
歴史の通史の暗記向け参考書
歴史の通史のように、ざっと歴史を覚えるのに役に立つ参考書は、こちらですね。
「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書/山﨑圭一」
山﨑圭一さんの「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」はベストセラーになっています。通史にしては、ややボリュームが多く、「教科書」といった感じもしますが、今一番人気ですね。
「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【近現代史】/金谷俊一郎」もいいですね。近現代史のほかに「原始・古代史」「中世・近世史」もあります。
あとちょっと古いのですが「超速!最新日本史の流れ/竹内睦泰」もよかったりします。「近現代」版もあります。
著者の竹内睦泰さんはお亡くなりになっていますが、超速!シリーズは簡にして要を得た知られざる歴史の通史参考書です。さーっと通読して、歴史の流れを理解することができます。隠れた名著ですね。実はオススメです。
歴史の用語の暗記向け参考書
で、年号と通史を踏まえたところで、歴史的出来事の詳細を覚えていくには、やはり山川出版社の教科書ですね。これは鉄板であり定番です。
「詳説世界史B/山川出版」
「詳説日本史B/山川出版」
記憶術向きのおすすめ歴史参考書
以上が記憶術を使って覚える際のおすすめ参考書です。
しかし・・・以上ピックアップしましたが
・年号、通史、用語は分量があるなあ
・何冊にもわかれているんだなあ
・もっとコンパクトにならないかなあ
と思いませんか?
はい、そのように感じるのは正常ですね。
普通、そう思います。
やはりなんと言っても分量があるんですね。
たとえば山﨑圭一さんの「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」はベストセラーになっています。確かによいテキストです。
しかし「通史」を学ぶには、正直なところボリュームがあります。ページ数も300ページ以上あります。これでは通史ではなく「教科書」なんですね。テキストとして良いんですけどね。
で、ボリュームがあるテキストは、実のところ記憶術で歴史を覚える際には向いていません。
記憶術で日本史や世界史を覚える場合、もっと要点を押さえて、効率よく合理的な暗記ができるテキストが必要です。
で、本当の意味で、記憶術で歴史を覚える際におすすめな参考書があります。それが、
松平勝男著「歴史の記憶術」
なんですね。
松平勝男著「歴史の記憶術」がおすすめな理由
松平勝男さんの「歴史の記憶術」は、大学受験や歴史能力検定での日本史・世界史を、記憶術で覚えるには超おすすめです。
その理由は、そもそも「歴史の記憶術」は記憶術で日本史と世界史を覚えるために作られているからです。
しかも通史も簡潔で、読みやすく、覚えやすくなっているからです。
さらにいえば「歴史の記憶術」は、記憶術で歴史を覚えるために作られた専用のテキストです。
だから記憶術で日本史や世界史を覚える場合は、このテキストがおすすめなんですね。
実際、私は購入しています。
「歴史の記憶術」のネタバレ
「歴史の記憶術」は、公式HPだけでは、その中身がわかりにくくなっています。
しかしHPに書いていない中身を言ってしまいますと(ネタバレになりますが)、
- 使用記憶術・・・「語呂合わせ」と「物語法(ストーリー法)」
- 年号・・・語呂合わせで覚える
- 基本用語・・・語呂合わせ(頭文字法)で覚える
- 通史・・・テキストを読んで、耳から音声で聞く
といった内容となっている教材です。
「歴史の記憶術」のテキストが秀逸
で、「歴史の記憶術」は通史が覚えやすくように構成されています。
なぜなら「因果関係が明確」になっている記述だからですね。「ふむふむ」と納得しながら読めますので、スっと頭に入るようにできています。
しかも音声DVDが付いています。テキストを耳から聞くこともできます。
電車に乗っている時や歩いているときなどの隙間時間を利用して歴史の勉強もできます。で、スーっと覚えてしまう。
スグレものの教材なんですね。
「歴史の記憶術」で通史・年号・用語を覚える
「歴史の記憶術」は、「語呂合わせ」と「物語法」で歴史を覚えるように設計されている記憶術専用のテキストです。
年号、用語、通史をセットで覚えることができます。さらにテキストを音声で耳から聞くこともできます。
公式HPにある通りで、「1日1時間、30日で歴史を覚えることができる方法」というのは、その通りだと思います。
もちろん30日で歴史の全ての暗記はできませんが、日本史や世界史を覚える際の幹は盤石になります。
「歴史の記憶術」は、「通史」を軸にして年号、用語を覚えるタイプの「歴史暗記用記憶術テキスト」になります。
ユダヤ式記憶術併用のおすすめ
「歴史の記憶術」は「語呂合わせ」と「物語法」を使った日本史・世界史の暗記用テキストです。
で、用語のくわしいことや論述対策としては「ユダヤ式記憶術」を併用すると完璧になります。
- 歴史の記憶術・・・通史をメインに年号、基本的な用語を覚える
- ユダヤ式記憶術・・・「歴史の記憶術」で覚えたことに対して、用語の詳細の暗記と論述対策
といった使い方をするのが望ましくなります。
「歴史の記憶術」+「ユダヤ式記憶術」の組み合わせは、センター試験対策は完璧になるでしょうし、志望校試験にも大変役に立ちます。
なんといっても「ユダヤ式記憶術」は論述対策には俄然、威力を発揮します。
ユダヤ式記憶術のことは、こちらで詳細なレビューをしています。よければお読みになってください。
まとめ
このように記憶術で日本史・世界史・歴史を覚える場合には「8つの記憶術の方法」があります。それは、
・語呂合わせ
・物語法
・ペグ法
・場所法(記憶の宮殿)
・道法
・イメージ変換法
・イメージ連結法
・ユダヤ式記憶術
で、日本史や世界史では、
・年号
・通史
・用語
の3つを全て覚えていく必要があります。
で、松平勝男氏「歴史の記憶術」の「語呂合わせ」「物語法」を使うと、通史・年号・用語を1日1時間・30日で覚えることができます。
さらに「ユダヤ式記憶術」を併用すると用語の詳細と論理関係をも覚えることができて論述対策にもなるってことですね。
またあらゆる記憶術を十二分に使いこなせる記憶術「イメージ連結法」を習得できれば鬼に金棒になると思います。
以上を参考にして大学受験の日本史・世界史の対策に活用していただければと思います。