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場所法とは記憶術の最高峰
場所法は「記憶の宮殿」と「イメージ」を利用した最高峰の記憶術であり、最古の記憶術です。約2500年前にギリシアのシモニデスが考案した「座の方法」がルーツになります。
「記憶術は場所法に始まって場所法で終わる」といってもよいくらい定番かつ有名な記憶術です。
場所法は映画やドラマにも登場
場所法は最も有名な記憶術ですので、映画やドラマにも登場しています。
たとえば、映画「羊たちの沈黙」では、ハンニバル・レクター博士が場所法を使って驚異的な記憶力を見せつけています。
また、ドラマ「SHERLOCK」では、シャーロックホームズが場所法を使って難事件を解決エピソードもあります。
場所法は用途の広い記憶術
場所法は、記憶術を代表する手法になります。用途も広く、メモリースポーツから資格試験や大学受験などの受験勉強においても役に立つのが「場所法」です。
また、欧米では記憶術は真っ当な記憶の技術として評価されています。歴史的にみても、哲学者、弁論者、修道士、大学教授、知識人といったインテリによって考案され発展し、政治や宗教、学問における知識の記憶に使われてきています。
場所法は最高峰の記憶術だが欠点もある
しかし後述しますが、場所法には欠点・欠陥があります。が、こうした欠点・欠陥を改良し、また場所法とは異なる「イメージを使用しないで理解しながら覚える」新しい記憶術も現代では登場しています。
その記憶術を「生命の樹・記憶術(ユダヤ式記憶術)」といいます。
ユダヤ式は画期的な記憶術です。場所法と併用し使い分けると、受験や資格試験における暗記に重宝します。ですので、超オススメしています。
場所法は事例を通して理解したほうがわかりやすい
なお場所法は、言葉だけで説明するよりも、具体的な事例を通して説明したほうが、やり方も原理がわかりやすくなります。
こちらの記事では、具体例を通して、場所法を「4ステップ」で習得するやり方をくわしく説明しています。
誰でも場所法が使えるように具体的かつ詳しく説明していますので、ぜひお読みになってみてください。
場所法は「記憶の宮殿」を使った記憶術
場所法を一言でいえば、「記憶の宮殿(記憶する場所)」を記憶のアンカー(場)にしながら、「イメージ」を使って覚えたいことを暗記する記憶術になります。
「記憶の宮殿」とは?
「記憶の宮殿」とは「Memory Palace(メモリーパレス)」ともいって、覚えたい物事をイメージで結びつけて「覚えておく場所」をいいます。
これこそが冒頭でも少し紹介した)、約2500年前の古代ギリシャの詩人「シモニデス」が考案したやり方です。
人間は、空間(場)を長期記憶しやすい特徴があり、「記憶の宮殿」は、人が持つ記憶の特徴を活かしたアイディアともいえます。
「記憶の宮殿」は、場所法では要となるツール(道具)になります。
「イメージ」を使って覚える
ちなみに場所法に限らず、ほとんどの記憶術はイメージを使ったイメージ型の記憶術になります。
ただし場所法では、単にイメージして覚えていくのではなく、「記憶の宮殿」を使って暗記していく点に大きな特徴があります。これが場所法の原理であり仕組みになります。
ちなみに、イメージを連続して覚えていく記憶術もあって、これを「リンク法(結びつける方法)」といっています。
しかしながら、場所法は「記憶の宮殿(記憶する場所)」に結びつけて覚えるやり方になります。
この「記憶の宮殿」に対して、イメージを使って(イメージで結びつけて)「覚えたい物事」を暗記するやり方こそ「場所法」なんですね。
場所法を考案したシモニデスの時代から原理は変わっていません。変化している点や工夫がみられるのは「記憶の宮殿」になります。また誰もができるように改良を加えている「イメージの仕方」に工夫がみられます。
ちなみに場所法に熟達するためのトレーニング方法については、こちらで説明しています。イメージの描き方に熟達するための練習になります。ぜひあわせてお読みになってみてください。
場所法の3つの学び方
ところで場所法の学び方としては、大きく分けて3つの学び方があります。それは、
- 独学で学ぶ
- 教材を購入して学ぶ
- オンライン講座で学ぶ
この3つの学習方法です。
独学で学ぶ
独学で学ぶやり方は、昔からあるもっともコスパの良い学習法でもあります。
独学の具体的な方法は、市販されている記憶術本や書籍を読んで学ぶやり方があります。これがもっともポピュラーです。
たとえば平田直也氏の「世界最強記憶術 場所法」は、まさに場所法に特化した記憶術本となっています。
あるいは、ネット時代の今はネット情報で学ぶこともできます。
ちなみに当方のHPは、手前味噌ながらかなり充実したコンテンツです。ヤル気があれば、当方のHPを読んで場所法をはじめとした記憶術をほぼ完全に習得することができます。
ただし独学は、センスや勘の良さ、それと意欲がありませんと、なかなか習得が難しくなります。
教材を購入して学ぶ
その点、「教材を購入して学ぶ」やり方では、講師が解説したDVDやCD、あるいはネットコンテンツを通して学ぶことができます。
これは完全な独学ではなく、半分独学といった感じですね。
昔からある通信講座も、この手の学習方法になります。
場所法の教材としては先述もしましたが、「宮口式記憶術」があります。宮口式では、場所法の亜流である「道法」を教えています。
実際に購入もしてどうった教材なのかは、こちらで詳しくレビューしています。ご興味があればぜひお読みになってください。
宮口式記憶術【宮口公寿】のネタバレ~実際に購入しているのでわかるその凄さ
オンライン講座で学ぶ
あとここ5年くらい前から登場しているのが、オンライン講座で学ぶやり方です。
オンライン講座では、センス、勘の良さ、意欲が乏しくても、誰でも場所法を取得できるように構成されています。
一日数十分の学習で、誰でも場所法ができるようになる優れた教材やカリキュラムを提供し、なおかつ参加者の意欲をかき立てる様々なアイディアがほどこされていて、よほどのことな無い限り場所法を習得できるようになっています。
オンライン講座のの中には、最先端の学習ノウハウを取り入れた講座もあります。
オンライン講座はイチオシの学習方法です。ただしオンライン講座は高額です。けれども確実に場所法を習得することができます。
ちなみに、場所法を教えているおすすめのオンライン講座は「宮地式脳トレ記憶術」です。この講座の詳しいことは、こちらで深掘りしてレビューもしています。ご興味があればぜひお読みになってみてください。
“宮地式脳トレ記憶術”を徹底解明~やり方・ネタバレ・レビュー・値段
場所法の7つのメリット
場所法は、記憶術の元祖でもあり、大量の知識を覚える際に使われる代表的な記憶術になります。最高峰の記憶術であり、メリットも多くあります。
場所法のメリット7つあって、それは、
- 大学受験や資格試験の勉強効率をアップして短期合格が可能になる
- 仕事に活かすことで能力が評価されて昇進昇給のチャンスを得やすくなる
- 日常生活に活かせる
- 覚えたことは長期記憶になって忘れなくなる
- 記憶力そのものが向上する
- 記憶力の向上により自信が出てくる
- コミュニケーションがよくなり、人間関係もよくなる
このように大変多くのメリットがあります。場所法は、覚えたことが長期記憶になるため、忘れにくくなる性質があります。
また、場所法(記憶術)を使っていると、本当に頭が良くなることが科学的に認められています。このことはこちらの記事で紹介しています。
ちなみにメンタリストDaigoさんも、場所法を使っていると記憶力がよくなると言っています。
メンタリストDaiGoおすすめの【記憶の宮殿】は記憶力を高める方法だった!
さらに、場所法が使えるようになって、記憶力が高まり、これによって自信が出てきて、話題が豊富になりコミュニケーションもよくなり、ひいては人間関係もよくなっていきます。
まさに人生を成功に導くといっても過言ではありません。
ちなみに、これら場所法の効果を120%実現するために考案されたオンライン講座があります。それが「宮地式脳トレ記憶術」になります。こちらにレビュー記事があります。
場所法のデメリット
一方、場所法には欠点もあります。欠点といいますか、場所法を使用すると生じてくる問題ですね。
資格試験や大学受験の勉強では対応できないこともある
先に「場所法を受験や資格試験にも使うことができる」と書きましたが、場所法は必ずしも大学受験や資格試験に適切でない場合もあります。
「え?」と思われるかもしれませんが、場所法のみで大学受験や資格試験に挑むのは、実のところ非効率です。
「記憶術の使い方」の問題にもなりますが、大学受験や資格試験では、覚える用語や事柄は多く、範囲も広くなります。
で、場所法を使って覚えようとする場合は、覚えたい事柄の数だけ「記憶の宮殿」必要になってきます。このことは、言い換えると「記憶の宮殿が足りなくなる」という問題となって出てきます。
「記憶の宮殿」が不足する
場所法では、覚えたい事項の数だけ「記憶の宮殿」が必要になるため、「記憶の宮殿が足りなくなる・不足する」といった問題が起きがちだったりします。
一つのジャンルやカテゴリーを暗記するにあたって、毎回、記憶の宮殿が必要になるわけですね。
たとえば日本史でいえば、江戸時代には15人の将軍がいます。で、各将軍における政治政策、経済状態、文化を暗記する必要もあって、それぞれを暗記するにあたって、15×3=45の「記憶の宮殿」が必要になります。
45セットの記憶の宮殿が必要になるわけですね。もちろん馬鹿正直に45個用意しないで、まとめることもできます。
場所法では、この下準備(記憶の宮殿作り)に時間がかかってしまうわけです。「記憶の宮殿が不足する」という問題が起きがちなんですね。
これでは「記憶の宮殿」作りに時間が取られてしまい、肝心要の勉強時間が削られてしまいます。
で、これが場所法の欠点・問題点でもあって、大学受験や資格試験に、場所法だけで臨むことはおすすめでないとも言えるわけなんですね。
場所法を改良したユダヤ式記憶術
しかしながら世の中には頭の良い方がいます。場所法を改良したと言ってもよい「ユダヤ式」という記憶術も考案されています。
で、ユダヤ式は「記憶の宮殿」にヒネリがあります。といいますか「記憶の宮殿」を作る代わりに「生命の樹」というたった一つのテンプレを使います。工夫がほどこされています。
ユダヤ式は「イメージを使用しないで理解しながら覚える」記憶術ともいえます。目から鱗のアイディアなんですね。記憶の宮殿を何個も作成する必要がありません。
日本史や世界史、あるいは法律といった暗記には、「ユダヤ式記憶術」はおすすめになります。大変優れた記憶術だったりします。
ユダヤ式は画期的な記憶術です。場所法と併用し使い分けると、受験や資格試験における暗記には重宝します。
しかも当方では、場所法とユダヤ式を合体させたまったく新しいやり方も特典に付けて紹介しています。
進化し続ける場所法
場所法は、その効果をより高めるために、記憶の宮殿の作り方に工夫が施されたり、記憶のテクニックに磨きがかかり、常にリニューアルされています。さらに効果の高い記憶術へと進化もしています。
そんな場所法のキモは「記憶の宮殿」です。記憶する「場所」ですね。それとスピーディに「変換する能力」です。ここにも工夫や改良が見られます。
そして、この工夫や改良こそが、記憶術そのものを実用する際の「核(コア、キモ)」になっています。
工夫された記憶術の中身は分からないことが多いものです。しかし記憶術は、受験や資格試験のパワフルな助っ人ツールとなることは確かですね。
もし、あなたが今、何かを効率よく暗記する必要性に迫られているなら記憶術(場所法)は役立ちます。おすすめですね。