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絵コンテ法は吉野邦昭氏が考案したダジャレ記憶術
「絵コンテ法」という記憶術があります。これは吉野式記憶術の吉野邦昭さんが開発した記憶術なんですね。
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絵コンテ法とは、
こうした４つの特徴を持ったシンプルな記憶術です。
1.脳内にイラストを描いて覚える記憶術
絵コンテ法とは、頭の中で「絵コンテ（イラスト）」を描きながらショートストーリー（ワンシーン）を作って覚える記憶術です。
映画やCMほどでなく、紙芝居のような短い時間の映像（動画）がいいんですね。
2.ダジャレで覚える記憶術
しかも覚えたい物事を「だじゃれ（親父ギャグ）」や「笑い」にして、ユーラスのある絵コンテ（イラスト）を想像して覚えていきます。
覚えたい物事を「だじゃれ（親父ギャグ）」「お笑い（ユーモラス）」を交えて覚えていきますが、大事な点は「おもしろさ」を感じることです。
ユーモラスにすることで、脳をヴィゴラス状態にも誘うこともできます。
3.五感イメージを使って覚える記憶術
絵コンテ法記憶術では、五感（感覚）のイメージをフルに使って覚えていきます。
人は、言葉を繰り返して覚えるよりも、イメージ（映像、体感、味覚、聴覚、嗅覚）のほうが記憶するんですね。
絵コンテ法は、こうした五感のイメージを使って覚える記憶術です。
4.誰でもできる記憶術
このように絵コンテ法は、記憶術の中でも簡単＆シンプルなやり方です。
ですので「誰でも」できます。記憶術が初めての方でもできます。
また絵コンテ法記憶術は、一問一答形式の暗記にはすこぶる役に立ちます。
絵コンテ法記憶術のやり方
絵コンテ法のやり方はシンプルです。やり方は上記でご説明した通りです。
ここでは、宅建における建築基準法を具体例として、絵コンテ法を使って覚えてみましょう。
建築基準法34条 非常用エレベーター設置の義務
建築基準法34条では、非常用エレベーターの設置基準について規定があります。
高さ31ｍを超える場合は、非常用エレベーターを設置しなければならない
これをどうやって絵コンテ法で覚えるかといえば、
動物のサイ（31m）が、エレベーターに激突した！（ドッカーーンというものすごい衝撃音も聞こえる！）
とういうイメージ（視覚と聴覚）を想像します。
で、この想像（イメージ）でバッチリ覚えることができます。
建築基準法による採光規定
次は、建築基準法にある最高規定についてです。
床面積1/7以上の場合は、採光用の窓を設けなければならない
これをどうやって絵コンテ法で覚えるかといえば、
部屋の床に菜の花（1/7）が咲いている（菜の花の香りが充満していて気分がいい！）が、天井近くにある採光窓から光がビームのように照射して（目が痛い程まぶしい！）、床が燃え始めている！（ビックリ！焦げ臭いぞ！）
一例になりますが、このようなイメージを描いて覚えます。
建築基準法26条 防火壁設置の義務
今度は、建築基準法26条にある防火壁設置の義務についてです。
床面積が1000㎡超える場合は防火壁を設けなければならない
これをどうやって絵コンテ法で覚えるかといえば、
床に巨大な「せんべい」があって、このせんべいが、壁（防火壁）に向かって突進し、バシーっ、バシーっと砕けるような音を立てている
このように、視覚と聴覚を使ったイメージで覚えます。
以上３つの具体例を紹介しましたが、どれもが印象的な映像や聴覚、臭覚ですので、一度イメージすると覚えてしまうと思います。
外国語を学ぶには絵コンテ法記憶術が役に立つ
英語のような外国語を学ぶ場合、「語学学習の４技能」のルールに従うのが良いとされています。
| 語学学習の４技能 | インプット | アウトプット |
| 文字 | 読む | 書く |
| 音 | 聞く | 話す |
中でも「文字を読む（見る）」というのは頻度が高いため、「文字を見て覚える」やり方は最も効果が高くなっています。
ですので、英単語の場合も、「見て」「意味がわかる」学習がおすすめになります。
絵コンテ法記憶術で英単語を覚える
このように、絵コンテ法では、ユーモラスなワンシーン（ショートストーリー）を思い描いて覚える方法です。
言葉だけではなかなか覚えられませんので、「絵になる言葉」として覚えるのが「絵コンテ法」ですね。
英単語を覚える際に絵コンテ記憶術は役に立ちます。実際に具体例をあげて説明します。
anxious（切望）
「anxious（切望）」を絵コンテ法で覚えるやり方。
ドラえもんに「暗記パン」というのが出てくるが、暗記パンに似た「暗記シャツ」というのがある（と想像）。
この「暗記シャツ」は、あれば欲しいですよね。
「暗記シャツ」が「欲しい」。切望。
anxious（暗記シャツ）⇒ 切望
(^o^)
こんな感じの「親父ギャグ」感覚でダジャレを作って笑いながら覚えていくのが絵コンテ法。
remedy（治療）
「remedy（治療）」を絵コンテ法で覚えるやり方。
この前、ある整体院に行ったら、なんと「冷麺」で治療しましてね。
冷麺で治療
remedy（冷麺）⇒ 治療
＾＾；
まさに親父ギャグ（笑）
attendee（出席者）
「attendee（出席者）」を絵コンテ法で覚えるやり方。
授業中に眠たくなってきた。ウトウトしてきたので教室から出て行く人もいるくる。あー先生が、出席している生徒に指名しているなー、おいらに当てないでくれー、当てんでくれー。
出席している者に当てんでくれー
attendee（当てんで）⇒ 出席者
＾＾ まさに親父ギャグ。
英単語記憶法「刷り単」
ちなみに「絵コンテ法」を使った英単語記憶法が、吉野邦昭著「刷り単」として出ています。
「英単語の意味」と「日本語の意味」の両方をダジャレ的なイメージにして覚えるやり方が、1880個掲載されています。吉野さんならではのアイディアですね。
英単語に限りませんが、覚えたいことをイメージ化し、しかもダジャレにして覚える方法は効果のあるやり方です。絵コンテ法のやり方は記憶に残り「長期記憶」になります。
まとめ
「絵コンテ法」は、ユーモラスなダジャレを交えた「絵コンテ（イラスト）」を想像しながら覚えるユニークな記憶術です。
絵コンテ法がどういう記憶術なのかをまとめると、
- 絵コンテのように頭の中で簡単にイメージをする
- 言葉を使った表現はしないで、具体的なイラストにして視覚化する
- 脳内にはラフな絵を描く。マンガみたいな絵を描く
- 五感の情報をフル活用する
- ダジャレ、お笑い、ユーモアを交える
- 長期記憶となる（いつまでも忘れることがない記憶になる）
- 記憶術ができない人でもできる記憶術
このような記憶術ということですね。「絵コンテ法」は、誰でもできる記憶術です。
また英単語のように、一問一答タイプの暗記には最適です。
絵コンテ法は、英単語を覚えるためだけでなく、他の記憶術と併用すると応用が効くようになります。
ちなみに絵コンテ法は、基本記憶術である「基礎結合法」をベースにしたやり方でもあります。
「絵コンテ法」は、基礎結合法を改良した実践的かつ使いやすい記憶術になっています。いろいろなことを覚えることができます。また誰でも楽しく、簡単にできるユニークな記憶術ですね。
