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メモリーツリー記憶術は最強の記憶法
メモリーツリー記憶術。
メモリーツリー記憶法ともいいます。
東大請負漫画「ドラゴン桜」の7巻に出てくる記憶術ですね。わりと有名な記憶のテクニックです。「最強の記憶法」としても紹介されています。
メモリーツリー記憶術とは「マインドマップ」を使った記憶法のことになります。脳のシナプスのように樹形図を描き、そこに覚えるべきキーワードをあてはめて、記憶術を使って暗記していくテクニックになります。
メモリーツリー記憶術のやり方は、簡潔かつ具体的に言ってしまうと、
- 幹を描く・・・「目次」にする
- 枝を描く・・・「見出し」にする
- 幹・枝にキーワードを書く・・・グループにして書き込む
- 視覚的にカラフルに描く・・・マーカー、色ペンを使い、イラスト、絵を描いていく
- メモリーツリーに書き入れたことは・・・語呂合わせで覚える
- 書いた位置も覚える
こうした要領で描いて、覚えていく方法になります。
メモリーツリーは、いわばマインドマップを使って知識や情報の整理をしながら、語呂合わせを使って覚えていく記憶術の方法です。ドラゴン桜でも紹介されている通りで、おすすめの記憶術の一つです。
ただし、このような「メモリーツリー記憶術」は、一般的に知られているやり方になります。後述しますが、実は別の使い方があります。で、それこそが本来の「メモリーツリー記憶術」としての使い方になります。
そういうこともありますが、この記事ではメモリーツリーの作り方、書き方、コツなどを掘り下げていきます。
ちなみにメモリーツリー記憶術のことは、こちらの記事でも解説しています。メモリーツリーは勉強法としても活用できます。そのことも書いていますので、あわせてお読みになっていただければと思います。
ドラゴン桜の記憶術はメモリーツリーを使った記憶法!
メモリーツリーの作り方
そんな最強の記憶術の一つであるメモリーツリーの作り方は、実は簡単です。
基本的に「マインドマップ」と同じになります。で、マインドマップの作り方はこちらで解説しています。
マインドマップと記憶術【トニー・ブザン】
メモリーツリーは、
- セントラル・イメージ(テーマ:紙の中央に描く)
- BOI(Basic Ordering Ideas:大見出し)
- ブランチ(幹)
- サブブランチ(枝)
- キーワード化(覚えたいこと)
- イメージ化(色を三色以上使用するのがお勧め)
この順番に作っていきます。
別の切り口から説明した作り方のコツは、こちらの記事でも紹介しています。こちらもあわせてご覧になってください。
⇒メモリーツリーの作り方のコツ
メモリーツリーの書き方
メモリーツリーの作り方がわかれば、では実際に書いてみましょう。
書き方も簡単です。シンプル。
繰り返しになりますが、基本的にメモリーツリーはマインドマップと同じになります。マインドマップは、情報整理、視覚的なメモ術です。メモリーツリーも同じ要領で覚えたいことを整理していきます。
で、この整理が視覚的になり、そのまま記憶術としても使えるわけですね。
セントラル・イメージを書く
まずセントラル・イメージを紙の中央に描きます。
セントラル・イメージとは「テーマ」のことになります。テーマとなる「キーワード」を書くようにします。
抽象的な説明よりも具体的な事例がわかりやすいと思います。そこで大学受験でも頻出でもある生物の「呼吸」を具体例として書いてみましょう。
このような感じですね。中央にテーマを書きます。これがセントラル・イメージということですね。
大見出し(BOI)を書く
次に大見出し(BOI:Basic Ordering Ideas)を書いていきます。
大見出しとは幹となるテーマですね。「小テーマ」と言っていいかもしれませんね。
で、同じように「キーワード」で書いていきます。
同じく生物の呼吸を事例にして書いてみますと、このようになります。
こんな感じですね。
大見出しとなる小テーマを「キーワード」にして樹形図で書いていきます。
ブランチを書く
次に「ブランチ」を書きます。
ブランチとは「枝」のことになりますが、覚えたいことを具体的に書いていきます。
書くときはやはり「キーワード」にして記入していきます。
具体的な書き方の例としては、こんな感じです。覚えるべき重要なキーワードを、このような感じで記入していきます。
「大見出し」であるBOIに対して、覚えるべきことを挙げて記入していきます。
サブブランチを書く
で、今書いた「ブランチ」に対して、さらに補足したいこと、覚えたいことを追加していきます。
これが「サブブランチ」です。知識の階層化を樹形図で表していくわけですね。
抽象的に説明するよりも、具体例を見たほうがわかりやすいですね。このような感じで書いていきます。
ブランチに対して、さらに具体的なキーワードを書いていきます。これは樹形図のスタイルを取った階層構造であることがわかるはずです。
カラフルなイメージ化
このようにメモリーツリーでは、覚えたいことを「キーワード」にして覚えたいことを整理します。樹形図で階層構造化していきます。
で、最後にメモリーツリーをカラフルなイメージ化をして、視覚的・絵的にします。たとえば、このような感じです。
ちなみにこのメモリーツリー(マインドマップ)は「Mindmeister」というツールで作成しています。さらに言いますと、私は「Mindmeister」でブログ記事の執筆もしていました。こちらです^^
後述しますが、マインドマップを作成するソフトやアプリはほかにもあります。ソフトやアプリによっては、よりカラフルにすることができるものもあります。お好みのツールを使うのがいいですね。
メモリーツリーのコツ
以上がメモリーツリーの作り方・書き方になります。
で、メモリーツリーの書き方でコツをここで整理しますと、
- 覚えたいことをキーワード化して記入する
- 統一感のある樹形図にする(マインドマップにする)
- 華やかにする
- 色を多く使う
- 絵やイラストも入れることもおすすめ
- 楽しくワクワクするような絵にする
ということになります。
要するに見た瞬間に
・面白い
・楽しい
・ワクワクする
・トキめく
・微笑ましくなる
というメモリーツリーを作ることになります。こうすることで、より記憶の定着がよくなります(長期記憶化しやすくなります)。また、この作り方そのものが「メモリーツリー記憶術」になります。
あと
・関連付け
・強調
も大事なポイントになります。
この2つを意識することで、記憶に残るようになります。このことはこちらで説明していますので参照してください。
⇒メモリーツリーのコツ
メモリーツリーのテンプレート・型
以上のようにしてメモリーツリーを書いていきます。
しかしながら初めて作成する場合、どうやっていいのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで不慣れな場合は、テンプレート・型に沿って、まずは埋めていくというやり方もあります。
メモリーツリーのテンプレートはマインドマップと同じです。マインドマップのテンプレートから探すといいですね。たとえば、このようなテンプレ・型があります。
◆テンプレート1
◆テンプレート2
なかなか上手くできない場合は、このようなテンプレを使いながら、最初は作成してみるといいかもしれませんね。
メモリーツリーの使い方
では実際どのようにしてメモリーツリーを使って覚えていくのでしょうか。「メモリーツリー記憶術」としての使い方ですね。
ここではメモリーツリーの使い方について解説します。
実はメモリーツリーを使って具体的に覚えていく方法は「ドラゴン桜」にも書いてありません。何故かハッキリ言及しないままになっています。
もっとも「語呂合わせ」を使って覚えていくといったことへの言及はあります。ですので一般的にはメモリーツリー記憶術といえば、「マインドマップ+語呂合わせ」と思われている節もあります。
けれども、これは必ずしも正しい使い方ではなかったりします。正確にいえば、語呂合わせを使うのはごく一部のテクニックになります。実はほかにもあります。
ドラゴン桜のマンガの中では、この辺りがややもするとぼかした描き方もされています。本当は「メモリーツリーを使って覚える方法(記憶術)」こそが最も大事な点になるんですけどね。しかしその説明が充分にされていません。
何故、言及していないのかといえば、もしかすると、記憶する秘訣を公開すれば、メモリーツリーが最強の記憶術の一つであることが多くの人に知られてしまうから?なんて妄想してしまいます^^
確かにメモリーツリーは、あるテクニックを加えれば記憶術としての最強ツールになります。
そこで当方では、メモリーツリーを使って覚えていく秘訣を、ユダヤ式記憶術の特典としてお付けしています。ユダヤ式記憶術は場所法と並ぶ最強の記憶術の一つになります。
場所法、ユダヤ式、メモリーツリーの3つの記憶術を使いこなすことができると、受験や資格試験に役に立ちます。それこそ最強の記憶術です。
メモリーツリーとマインドマップとの違い
メモリーツリーは、本質的にはマインドマップと同じです。マインドマップの別名がメモリーツリーといってもいいくらいです。
しかしマインドマップは情報整理のツールとして使われることが多くなります。
けれどもメモリーツリーは、記憶術・記憶法のテクニックとして使います。また記憶術として使う秘訣があります。
- 情報整理・知識の整理として使うならばマインドマップ。
- 覚えたいことを記憶術として使うならばメモリーツリー。
これが両者の違いですね。
メモリーツリーの目的
メモリーツリーはマインドマップと構造そのものや作り方はまったく同じです。
けれども使い方が違ってくるわけですね。
メモリーツリーの目的は、
- 覚えたいことを整理する
- 記憶術として使う(メモリーツリー記憶術)
- 覚える(忘れにくい長期記憶化にする)
というところにあります。
メモリーツリーの効果
したがってメモリーツリーの効果は、
- 覚えたいことが視覚的にわかる
- パっと見て覚えるべきことがわかる
- 覚えやすくなる
- 長期記憶になる
というのが出てきます。
これらの効果が得られるのはメモリーツリーが記憶術だからですね。しかもビジュアル型の記憶術だからです。
メモリーツリーのおすすめ無料アプリ
ちなみにメモリーツリーを作ることのできるスマホ用の無料アプリもあります。
課金されるアプリもありますが、基本的に無料で使えるおすすめのアプリがあります。
メモリーツリーを作りときに役に立つ無料アプリをいくつかご紹介します。
ちなみにメモリーツリー用のアプリはこちら検索すると一覧となって出てきます。
⇒【Android】Google Play
⇒【iphone】App Store
またパソコン版としてはマインドマップの無料ツールがおすすめです。こちらで紹介しています。
⇒マインドマップ作成無料ソフト
MindMeister
「MindMeister」は、メモリーツリー(マインドマップ)作成に、もっとも使われているツールですね。今ではスマホのアプリで使うこともできます。
「MindMeister」は
・世界で1400万人以上が利用
・日本語完全対応
・無料で使える
・動作が軽い
・テンプレートが豊富
といった特徴があります。一言でいって「使いやすい」。
どのツールにしようかなと迷ったなら、まず「MindMeister」を選んでおけば間違いありませんね。
⇒【Android】MindMeister
⇒【iphone】SimpleMind
miMind
「miMind」は簡単にメモリーツリーを作成することのできるアプリですね。
直感的に使えますので、初めてでもサクサクと感覚的に使うことができます。しかも広告がありませんので気持ち良く使えますね。
「miMind」はおすすめのメモリーツリー作成ツールです。
SimpleMind
「SimpleMind」は文字通りシンプルなメモリーツリー作成アプリです。
こちらも広告がありませんので、サクサクと使うことができます。しかもアカウントの登録が不要ですので、スグに使うことができます。ストレスなく使うことができますね。
「SimpleMind」も使い勝手のよいアプリです。
⇒【Android】SimpleMind
⇒【iphone】SimpleMind
XMind
「XMind」はマインドマップツールとしては昔からある老舗のソフトです。
今ではスマホ向けのアプリとしても登場しています。
「XMind」も使い勝手のよいツールです。
⇒【Android】XMind
⇒【iphone】XMind
ツリーノート
「ツリーノート」はメモリーツリーを作るアプリではありません。メモアプリになります。情報を整理するツールですね。
しかし知識を箇条書きにし、整理し、覚えやすくするために並び替えたりする際に非常に重宝します。
階層構造になっていますので、知識をマインドマップ化する前提に使うことができます。
まず「ツリーノート」で知識を整理し、階層構造化し、そうしてマインドマップに落とし込んでメモリーツリーを作成するときに便利です。
またメモリーツリー化しなくても、知識や情報整理の際に大変役に立ちます。何かと使い勝手がありますので、おすすめのアプリです。
メモリーツリーは難しい?
以上がメモリーツリーを記憶術とするテクニックなどなどについてです。
この記事をお読みになりますと、メモリーツリーを使って覚えることができるようになるんじゃないかと思います。
ただし一部大事なキモの部分は伏せてありますが。また大事なキモは何故か公開されていません。
そのためメモリーツリーが「難しい」「うまく使えない」「暗記に役に立つとは思えない」という感想を持たれるかもしれません。
けれどもメモリーツリーが本領発揮するのは、実は記憶術の双璧である「場所法」と「ユダヤ式」と併用したときです。
場所法のやり方~誰でもできる4ステップ方法!
メモリーツリーは、これだけでも記憶術として使うことができます。けれども「場所法」と「ユダヤ式記憶術」と合わせて使うことで、より覚えやすくなり、しかも長期記憶となります。
ちなみに、「ユダヤ式記憶術」の特典には、メモリーツリーの効果的な使い方マニュアルをお付けしています。くわしいことはこちらの記事をお読みいただければと思います。
まとめ
メモリーツリーは、使い勝手のよい知識の整理法であり記憶法です。「メモリーツリー記憶術」として使う以外にも「勉強法」としても使用できます。何かと重宝しますね。
メモリーツリー(マインドマップ)を使うシーンはかなりあります。仕事でも使えますし、何らかの計画を立てる際、自己啓発、趣味にも使うことができます。
およそ知識や情報が絡むシーンでは使うことが多々ある手法ですので、ぜひ習得されることをおすすめいたします。
知識や情報を整理する優れた手法はありがたいものです。